第19章 彼方に未来を奏でつつ・・・
コスモの絆☆☆☆ 第19章 彼方に未来を奏でつつ・・・
~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~~
Scene.34
そして宇宙空間で新たなメヌエットが奏でられていくのであろうか♪♪♪
尚もナティスは「マヤの古文書」の一説にのめりこんでいった。
今、目の前に起こっている事象との鬩ぎ合いの中、ある筈の関連性を探るが如く・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
紺青の空の中にたゆまぬ望みを奏でつつ
輪廻の意味をやがて解釈するときが来るであろう
その回答は水と金において作用し
生と死の因果関係を紡ぐ。
~この節についての解釈として、宇宙のなるたちの回答が得られた結果、水と金が万物の生死を決定付けるという意味なのだろうか。
太陽神はどこぞに
虚空に寄せる我が想い
絶え間なく続くこの銀河
生きとし生けるものの哀れにも似て
虚空は尚も続いていくように
生き物達のその鼓動の発する起源すら
この空間においては神から授けられ
次元を超えてただ輪廻を繰り返す
~太陽を神として崇め、宇宙空間において何処までも銀河は続くものの生態系も同様に生死を続けてゆく存在であり、生物の鼓動の起源は神であり、意味も無くただ輪廻を繰り返している。
生は何処から来たのか
死は何を意味するのか
それを探求する者は
やがて神へと到達しうる
~生死を探求し意味づけるものが神となりうる。
神はすべての起源を司り
それをもって万物に作用し
憤怒の如く沸き立つフォースを身に宿し
やがて太陽の存在となろう
~神が創造主であり万物を創造し、力を持って太陽となりうる。
念じることが全て
念じる者が神となり
念じることで万物を創世してゆく
~万物を創世する神は念力を行使しているのか?
金色成るわが神よ
どうか我らにフォースを携えておくれ
水と金を創世し星と大地を与えよ
そこに命が宿されて
神の御子が営んでゆく
~金色といえば目下の「炎の鳥」?
そしてそれが神の御子なのか?
それには愛が必要だ
破壊と真逆の存在
戒厳の悪は隣に鎮座し
常に爪弾き寄り添って
優位の駆け引きを続けつつ
紺青の虚空に夫々を放ち
緻密にも広大な展開とし
存在の意味を求めつつ
幾多の連鎖を紡ぎ関係し
虚空にひとときの営みを与えてゆく
~愛とは?
悪と愛は隣接しどちらが優位なのか?
その存在と関係が何を営むの?
そして最大限の展開は
裏腹な心に落ち着いて
逸れ雲の如く
破壊へと向かい摩滅してゆく
~存在と関係の到達点が離反し、滅亡へと向かうのか・・・
その哀れは潔く
散り散りに解けては消えてゆく
流れ流され永久に
いつかの幻想と残像とが
記憶として神に戻されし
全て手の平の日常と気付かされよう
~滅亡の渦中での全ての記憶が神の手の上で日常に巻き起こってでも居るというのか?
紺青だけが広がってゆく
虚空だけが漂っている
次の波動を求めて・・・
~その果てに無となり、事象の波動のみが存在し、次期の波動が何処かで生まれるのだろうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
難解だ。至って難解である。
とどのつまり、盛者必衰ということなのだろうか?
その終始の織り成す幻想は全て神の手の中に委ねられているとでも言うのか?
我々の生息する一時代も残像に過ぎぬほどの一瞬の出来事であり、その渦中の有象無象は全て「神」という存在の中で執り行われているのだろうか・・・・・
この第430節の中でナティスがピックアップしたキーワードを並べてみる。
金色なる神、或いは太陽神、フォース、輪廻、水と金、生死の探求、愛、虚空、存在、鼓動。
これらのワードをパズルでもはめ込むように組み合わせて解読に勤しむ。
金色なる太陽神がフォースを操る輪廻に水と金が必要であり生死を探求し愛に行き着く。
キョクウの中で存在し新たな鼓動を探求する・・・
そして太陽神が目下の「炎の鳥」と仮定すると何が見えてくるのか?
神はこの虚空の全てを手の上で転がすように操っている存在。
その中で一瞬の生死の狭間で残像とも言える生きた証を記憶し、未来に引き継ぐべく次なる鼓動へと進化する。
その要素として水、金、愛が必須条件となるのだろうか。
ともすると神である「炎の鳥」が鼓動へのフォースの起源として水、金、愛を行使し、存在を司っているとでも言うのか?
水や金は物質として存在するも、「愛」は無形な非物質的要素であり、いわば哲学的な存在と解釈できる。そしてフォースも同様。
これら哲学的存在要素を持ち合わせるのはやはり神であり、フォースは鼓動と同意義で、その起源となるべきは「愛」という表現技法に集約されるのではないだろうか?
「愛」とは何か?生命体の中で共有する事象と解釈できるが、何故に愛がフォースとなり次なる鼓動として存在するのかが疑問で仕方がない・・・
ナティスの葛藤の海は、どこまでも続いてゆく―――――
~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~~
////// To Be Continued ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆