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第一話,看板娘を探せ!

大地揺るがし砂塵上げ…


無敵戦車の行くところ…


疾風迅雷醜敵を…


奇襲急襲撃滅す…


燦たり我等戦車隊…






 

 


21世紀、日本

一見は平和である



しかし中国、北朝鮮の脅威は迫る

さらに在日工作員、金貰ってる左翼も動く

警察だけでは力不足、自衛隊も行動するか不明




しかしそれを阻止しようと蓄闘する国防組織があった

テロ集団と言われつつもしっかりと国を守る



結成は1952年、独立と共にすぐであった

旧陸軍の元軍人達が立ち上げ今、その子孫たちが

東京の地下にひそかに存在する



『大日本国防戦車隊』

総人員、国防戦車兵:5000人 臣民義勇歩兵軍3000人


ただし、非正規の武装集団である彼らは世間からはいい目でみられない

外国からもテロ組織と睨まれる有様であった

日本自体この組織をテロ組織と正式に認定している


*ある日*


「臣民党、臣民党をよろしくお願いします」


彼らは普段、『臣民党』という政党として

活躍、毎日自分たちの主張を街宣車で

いいふらすのだ


ちなみに臣民党が大日本国防戦車隊だとは

まだ誰も気がついていない


*大日本国防戦車隊軍令部*


「元帥!本日の街宣終了いたしました!」


「ご苦労、眞田少佐」

「ところで、自衛隊にはマスコットキャラクターがいるよな」

眞田少佐は戦車第2中隊の中隊長である、年齢32歳

ちなみに隊の総司令官は糸口敬三元帥、

元陸軍少尉、情報将校であった


そんな彼が突然、マスコットキャラクターの話をしてきた


「はい」


「我が隊にはない、だがほしい、でもマスコットキャラクターって意味あるのか?」


「さあ?私には…」


「まあよい、ところで看板なんだかってのがよく店にあるな」


「はい!看板猫とかいますよね!」


「我が隊にも看板たる存在がほしい、そこでだ、最近の日本は

 オタク文化が盛んだと聞く、ならばアニメキャラクターのようにかわいい

 女の子をつれてきて看板娘にしたい」


「それで?」


「そこで!全部隊の指揮官の中で最も若く

 最もアニメが好きな眞田少佐とそれ率いる中隊に命ずる」

「アニメキャラのようなかわいい女の子を連れて来い」


「は?」


眞田…いやまともな人が聞けば

誰しもがそう思うだろう

「いたいけな少女を1人誘拐しろというのですか!?」


「誘拐ではない、雇うんだ」


「いや…どっちにしたって犯罪な気が…」


「どうせ50年前から国防の為とはいえ武装しているこの隊に

 入ってるやつなどみんな犯罪者だよ」

たしかにそうである

まあむちゃくちゃな理論である


眞田はやるべきかやらないべきか悩んだ

しかし上官の命令は絶対であり

反するものは裁かれるのである


かつて日本赤軍や学生運動に燃える学生達、国賊議員達、在日工作員達と

幾多の戦闘を繰り広げてきた隊にとってはたいしたことではなかった

「…わかりました!しかし元帥が国や外国からの刺客に消されても

 私はなんの責任もおいません!」


「ばーか、私はなぜかとっくに国際指名手配されとるわい」


そして!

*夕方*


陸軍戦車兵の格好をしている

3人、普通の道を歩いている姿は一般人から見ればとても怪しいく映る

「隊長、ここが本日の目標の高校ですか?」


「ああ、噂できくにはとびっきりかわいい女の子がいるらしい」

ちょうどこの時間は下校の時間であった

学校の玄関から生徒達が見え始めてきた


「隊長!下校する生徒が見えます!」


「よし!お前ら!かわいいと思った奴をスカウトしろ」


作戦は開始された

二宮曹長が早速ターゲットを発見したようである

「隊長!この方はどうでしょうか!?」


「んん?」


それはそれは大変美しい…かつては

いや…いまでも美しい老婆であることは間違いないが…

「馬鹿者!!そんな年寄り看板娘にしてどうする!!」

「第一我々は若い女子学徒を探しに来たのだぞ!!」


「隊長!!すみませんでした!!」


「わかればよし…」

(はぁ…なにやっているんだ俺は…)


我を忘れぬよう時々

こう思う眞田である

さて、お目当ての女の子は未だ見つからず

流石にいらいらしてきたようである


「どういうことだ、ブスばかりではないか」


「隊長、ブスに失礼です」


「お前もある意味失礼な事を言っているではないか、第一かわいくなるために

 ダイエットするとかいうけどな、ブスが痩せてもブスです!これは鉄則だ!」


「あぁ〜あ、隊長のこのセリフでこの小説に一体何件、『ブス』に関しての

 苦情がくることやら」


「作者は女性の敵にされますね」

※ネタとはいえごめんなさい、本当にごめんなさい※



-閑話休題-



「さぁて!本題に戻るぞ!ちょっと顔がぶでさでいでくな人の話はもうやめにしよう」


「あー隊長、また失礼な事を」


その後、三時間近くこの高校の校門で活動を続ける

眞田中隊長ら3名であったのだが看板娘に

ふさわしい人物がまったくいなかったのであった

「このイケブス校め!なんで男はいい面してる奴ばっかなのに!」

「明日は別な高校に潜入するぞ」

一行は撤収することにした

さすがにもう限界であった


「さあ、撤収だ、戦果を報告せねばならない」


「あ!下校する集団が!部活生徒でしょうか!?」


「なにぃ!? この時代にも日々、鍛錬を行い身体、精神ともに

 鍛えている日本人がいるのか、私は感動した」


「まったくですな隊長、私は昭和10年に生まれたのですが」


「お前は何歳だ!!」


「まったく、真面目な日本人が腐った現代にいるとは、誠に嬉しいかぎりです」


だが、男ばっかりで

結局中隊長らは怒るに徹した

結局第一次作戦は失敗に終わるのだろうか?


「きゃああ!!!」


「なんだ!?」


突如叫び声が聞こえた

「学校の裏です!」

すぐに彼らは走っていった

そこには生徒手帳とかばんとテニスのラケットが落ちていた


「テニス部の女子が襲われたようです!」


「隊長!置手紙が!」


「なにぃ?」



…邪悪なる日本国民へ

女子生徒は我ら在日本人民解放軍が預かった

返してほしければ3丁目の田中さん宅へ来い


北の工作員、偽名「田中姫男」…


「おのれ北の工作員!!」

「お前ら!?14年式は持ってきたか!?」


「はい!」


「3丁目の田中さん宅へ突撃だ!!」


「はい!!隊長!!」



こうして、彼らにとってまた新たな

戦いが始まるのだった…



戦車隊といっときながら戦車未登場かよ、と思われてる

と思いますが次回、ちゃんとメインの戦車隊が登場します。

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