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153話 「1歳ハーフバースデー その5」

 僕が駄々をこねて散歩することになりました。猫のグレーと散歩すると暴れたのです。散歩をするのは祖父母、僕、アーネとアニーキ―の5人+グレーです。母は使用人達に今後の予定がどうたら言ってるのが聞こえましたよ。多分僕たちの散歩中に何かの準備をするのでしょうねえ。


 僕達5人+グレーが玄関に着くと、ドアが開いて猫が3匹入って来ます。門番さんが開けてくれたのでしょうね。



「あら、猫が来たわよ」

「さっきの猫と違うようじゃぞ」

「何匹いるのかしらね。というかこの3匹毛並がいいわね?! ま、まさかどこかから掻っ攫ってきたんじゃ……」

「メイクや落ち着くんじゃ。この3匹は自らこの屋敷に入って来てるように見えるぞ?」

「はっ?! そうよね。無理やり連れてきたってわけじゃなさそうね」

「えへへ、ばあば面白いー!」

「まあ勘違いしても不思議じゃないよね。俺も最初はびっくりしたもん」

「「「「「ざわざわ」」」」」



 メイクばあばの誤解が解けましたね。実はこの猫達、アニーキーお気に入りの猫達なのです。だから悪いことを言うわけないんだよね。そして、猫達は次の行動に移ります。



「ほほう、自分で足を綺麗にするのか」

「賢い猫ねえ」



 猫達は家に入ってきてまず足の裏をキレイにします。さらに身体についた土といった汚れを自ら落としていきます。玄関に猫用のタオルが置いてあるのです。



「綺麗好きな猫なのかしら?」

「うむ。毛がふわふわしておる」



 イブシじいじがオーラを使って猫達の毛並を確認しています。ふふふ、僕の狙い通りの展開です。そう、これが猫は不潔じゃないのアピールなのです! 衛生面で苦手な方もいるでしょう。この家に遊びに来た猫達には気を付けるように言ってあります。また、この家ではお風呂に入って清潔感を出しまくるように言いつけています。その方がエサもらえるよと言ったらみんな率先してやり始めました。



「にゃあ~」「ふに~」「ごろお~」

「急にひっくり返ったぞ?!」

「な、なでて欲しいんじゃない?」

「えぐえぐ(そうそう)」



 猫に慣れていない人でも安心できるように人懐っこいところもアピールします。アーネとアニーキ―はもう完全に慣れきっているので、祖父母の横で猫達と戯れていますね。やってること猫というより犬じゃね? と言われたらその通りかもしれません。



「あたいも少しだけ触ってみようかしら?」

「警戒はされてないみたいじゃの。ほれほれ」

「えい! ……大丈夫みたい。はっはー、もう本当に人懐っこいのね。でも猫ってこんなに人に懐くものだったっけ?」

「飼ったことないから分からん」

「そうよねえ」



 こうして外に出る前に少し遊びました。ひとまず最初の作戦は大成功です。この3匹は子供部屋で待って貰いましょう。



「えぐ(じゃあ家の中で待っててね)」

「俺たちは他の猫達を連れて来るよ」←グレー

「「「御意」」」



 ◆



 玄関から出るとアーネは走り始めようとしたので、イブシじいじのオーラで持ち上げられます。



「アーネちゃん、急に走っちゃダメよ。ばあばの体力が持たないからね」

「うむ。勝手に走るでないぞ」

「えー、町行くんじゃないのー?」

「アーネ、あれを見てよ。畳とか木材を持って来てるでしょ? 今じいじとばあばのお部屋を直してるんだよ。だから町に行く道を通ると俺たちは邪魔になっちゃうんだ」

「そうなのー?」

「そうだよ。だから母さんも町に言っちゃダメだってさ」

「へえ。分かった―!」



 部屋を壊した兄貴がそれを言うのかと突っ込みたくなりました。ですがスルーしましょう。今日は祖父母を喜ばす日なのでね。



「ばあば、じいじ。あっい」指プイ

「メンテちゃんはあっちに行きたいの?」

「えぐえぐ」

「今日はメンテが散歩したいと言い出したんじゃ。今日はメンテに合わせるぞ。二人ともよいかの?」

「いいよー!」「分かったよ」



 というわけで僕のペースで進んでいきます。町に行く方向とは違う道を行こうとすると、猫が1匹出て来ました。



「にゃあ~」

「えぐ」「猫だー」「猫だね」



 猫は子供達に撫でられます。そのあと猫は祖父母の方に近づくとお腹をみせます。



「あらー、この猫も人懐っこいのね」

「……猫ってこんなじゃったか? わしはこう逃げたり睨んで来たり威嚇するイメージがあるが」

「そう? あたいはね、この猫達は人に慣れてるから近づいてくるのかと思っていたわ。教会の猫らしいから子供に慣れてるんじゃないの? まあ飼ったことないから知らないけど」

「うむ、そうじゃの」



 祖父母は猫に対して疎いようなのでこれぐらい普通と思わせます。多分他の猫を見たらびっくりすると思うけどね。まあここは勘違いして貰いましょう。そういう作戦なので。



「この道に他の猫もスタンバイ中にゃ」

「えっぐ(了解。じゃあ家で待っててね)」

「御意」



 さらに進むと猫が1匹、さらに少し離れた位置からゆっくり猫が1匹近づいて来ます。こちらに近づくとお腹をみせて祖父母に媚び始めます。



「あたい達猫に好かれてるのかしら?」

「分からん。だが好意的なのは分かるぞ」

「不思議ねえ~」



 この猫達も家の中に行くように指示します。さらに進むと庭が見えてきました。学校の校庭みたいなので校庭と呼んでいるあれです。アニーキ―がよく魔法の練習をしているところですよ。



「え、あそこにも猫?!」

「何匹おるんじゃ……」



 校庭には5匹の猫がいます。じゃれあって遊んでいます。でも僕達が近づくと一斉に近づいて媚び始めます。僕の指示でね。



「……どうなってるの。今何匹目だっけ?」

「10匹ぐらいじゃなかろうか」

「こんなにいるなんて思わなかったんだけど……」

「わしもじゃ……」



 さすがに10匹を超えたあたりから困惑し始める祖父母であった。



「ねえ、ばあばみんなに聞きたいことがあるんだけど……」

「なにー?」

「猫は何匹遊びに来るのかな~?」

「いつもこのぐらいいるよー」

「そうだね。毎日5から10匹ぐらい家にいるよ。たまにもうちょっと多い時があるけどね」

「へえ、そうなの。じゃあこの数は普通なのかしら?」

「そうだよー!」「普通だよ」

「二人ともありがとう。この猫達は普通なんだって」

「普通なのか。そうか。なら問題ないのう。……ないよの?」



 僕が何もしなくても解決しました。でも今日はまだまだ増える予定なのです。



「俺らもついていくよ」

「えっぐ(じゃあ行くよー)」

「「「「「にゃあー!」」」」」

「あら、この猫達は一緒についてくるようよ」

「む、猫って散歩するものなのか? 散歩をするのは犬じゃなかったかの?」

「さあ。飼ったことないし分からないわ」

「……そうじゃの。猫も散歩するものなのかもしれんな」



 ◆



「ばあば!」

「どうしたのメンテちゃん?」

「えぐえぐ」指プイ

「あっちに行きたいの? でも家から遠くないかしらねえ……」

「えぐえぐ。じいじ!」

「んー、まあ今日ぐらいはいいんじゃないかの?」

「きゃきゃきゃ!」



 おねだりしたらいつも散歩しない道を通ることを許可してくれました。



「メンテはここ来たことないかもね」

「ここってどこだっけー?」

「俺たちの家の周りにも家があるんだよ。そこに向かってるね」

「あ、みっちゃん家行く道だー!」

「多分そうだよ」



 使用人達の住む町にやってきました。僕は迷わずアイとラブの住むお家に突撃します。



「えぐうううううううううう!」バンバンバンバンバン!

「ちょ、メンテちゃん!? 人の家を叩いたらダメなのよ!」

「んぐうううう!」ゲシゲシ!

「うむ、ドアを蹴ってもダメじゃぞ」

「ううう……」



 僕は嘘泣きをします。祖父母はどうしよう、僕の機嫌が悪くなっちゃったという雰囲気になったので、この家の窓を指差します。



「にゃにゃ……」

「あ、あそこに猫がいるよー」

「本当だ。もしかしてメンテは猫を見つけたんじゃない?」

「え?」「む?」



 そこにはアイとラブがいました。僕はあたかも初めて会ったかのような演出をします。



「にゃにゃーー!」

「どうしたのかしら? あの猫に挨拶がしたいの?」

「えぐう……」

「遊びたいんじゃないのかの?」

「はあい!」←目キラキラ



 イブシじいじの言葉が正解っぽそうとみんなで結論付けます。



「じいじ、ばーん」

「ばーん? ばーんとは何じゃ?」

「ぱぱー、ばーん。あくじー、ばーん。じいじ、ばーん!」

「……」

「ねえイブシ、私すごく嫌な予感がするんだけど……」

「わしもじゃ……」



 僕がドアを破壊しろと可愛くおねだりします。



「じいじ、メンテがこれ壊せって言ってるよー!」←アーネ

「うん、多分ばーんって爆発のことだと思うよ」←アニーキ―

「そ、そうじゃの(やっぱり爆発か……)」

「(やっぱり爆発じゃないの。ちょっとイブシ、メンテちゃんにあのバカ二人の影響出てるわよ?! どうすればいいのよ)」

「(何てことを覚えさせとるんじゃ……)」



 祖父母は目で会話をします。明らかにに躊躇していますね。やはりじいじは常識人なのですよ。ここでターゲットを変えます。



「ばあば」

「ひえ、どうしたのメンテちゃん?!」

「えぐぅ……」

「「「「「「にゃあ……」」」」」」



 上目遣いでメイクばあばを見る僕と猫達です。



「分かったわ。私が行くわね。でも”ばーん”はしないからね。あと”ばーん”は誰に教えて貰ったの?」

「ぱぱぁー」

「……そう。メンテちゃん賢いのねえ~。ありがとう」

「きゃきゃ」



 メイクばあばが僕の頭を撫でてくれました。それからメイクばあばこの家に普通に訪問していきました。



「こんばんば。ちょっといいかしら」

「はーい、今行きます。どちら様ですか~? ……えええ、メイクさん?!」

「あら、ここはエルフ乃ちゃんのお家だったの」

「は、はい。って急にどうしたんですか?」

「実はね……」



 メイクばあばが事情を説明すると僕は家の中に突撃します。ここで初めて知ったのは、エルフノさんじゃなくてエルフ乃という名前だったことですね。まあそれは後にして猫達に駆け寄る僕です。



「えっぐー(遊びに来たよー)」

「人間がしゃべったにゃあああ?!」

「おぱい(おっぱい)」

「……ってメンテか。びっくりしたにゃ」

「うわあ。本当に人間の姿なんだねー」

「んぐううう(じゃあ僕と初めて会ったのアピールしてね)」

「「え?」」

「えぐぐ(僕の作戦はね……)」



 2匹に今からの予定を説明していきます。最初はまるで初めて出会った感を出します。挨拶が終わると遊び始めるという流れです。仲良くなったよーを見せつけるのです。そのまま他の猫達も家の中に入って来ます。教会の猫の中には、初めてアイとラブに会う猫もいるのです。僕はみんなで仲良くねと言って慣れさせます。こうして猫の仲良し感をアピールしちゃうのです。



「うちのアイラブちゃんが他の猫と遊ぶの初めてみましたよ」

「そうなの?」

「はい、外に出したことないですし」

「え、出さないの? エルフ乃ちゃんは猫の散歩をしないの?」

「散歩? 家の中なら自由に遊ばせてますが、外はないですよね。危ないこともありますから。だから1回も散歩なんてさせたことないですよ」

「え、猫って散歩しないの??」

「散歩というより勝手に外出するのが近いですよ」

「へえ~。そうなの。知らなかったわ」



 おっと、エルフ乃さんは猫の常識を知っている方でしたね。急いで祖父母の前に行く僕とアイとラブです。



「じいじ! ばあば!」

「「にゃあ」」

「あらー。メンテちゃん仲良くなったのね。良かったわねえ~」

「うむ。ああやって猫と仲良くなるのか。参考になったぞ」

「えぐ」

「「にゃあ」」スッ



 急に祖父母にお腹を見せてなでろアピールをするアイとラブ。



「えええええ?! うちのアイとラブちゃんがこんなことするの初めてみましたよ。どうなってるんですかね??」

「「……」」



 だんだんこの状況が何か変じゃない? と気付き始める祖父母である。



「えぐううう!」タタタッ!

「「「「「にゃあああ!」」」」」

「ちょ、メンテちゃんどこに行くの?!」



 僕は猫達を率いて外に出ます。祖父母に疑問を抱かせる時間を与えませんよ!



「しょうがない、わしが追いかけよう」

「イブシ頼んだわよ」

「大変ですねえ……って、えええええ?! アイとラブも行っちゃいました?!!!」

「えっ?!」

「あはは、メンテはあんな感じですぐ仲良くなって家に連れて帰るんだよ。じゃあ俺もじいじと一緒に追いかけるよ」



 こうしてイブシとアニーキ―は暴走するメンテを追いかけるのであった。



「……どうしましょ。待った方がいいのかしら?」

「どうなんですかね。まさかうちのアイとラブがあんなに懐くなんて思いませんでしたよ」

「じゃあエルフ乃も一緒に来たらー? 今日はお家でパーティーするんだよー!」←アーネ

「え!? いいんですか。今日は休みなんですが……」

「別にいいわよ。1人ぐらい増えてもねえ」

「やったー!」

「エルフ乃よかったね~」←アーネ



 ◆



「えぐうううううう!」ガンガン、バシバシ!



 メンテはエルフ乃さんの近所にある家に突撃し、ドアを蹴ったり叩きまくるのであった。そこに追いついたイブシとアニーキ―。二人は赤ちゃんの暴走を止めに入った。



「こら、メンテ。やめるんじゃ」「ダメだよメンテ。ママに怒られるよ」

「じいじ、あいき。にゃーにゃー」指プイ

「む、猫?」「え、この家に猫がいるの?」

「えぐえぐ!」

「……にゃおー」



 家の中から猫の声が聞こえることを伝えるメンテ。みんな黙って静かになると猫の声が聞こえるのであった。



「あ、家の中から声がするよ。もしかしてメンテは聞こえていたの?」

「はぁーい」

「すごいなあ。メンテって猫を見つけるのもうまいんだよね。これもスキルの影響なんだと思うよ」

「ほお、そうなのか」

「えぐえぐ。じいじ、ばーん! ばんばーん!」

「ダメじゃ、猫がいるのは分かったがの。……あとその言葉を使ってはダメじゃぞ」

「ううううううう……」

「分かった、交渉するから。のう?」

「きゃきゃ!」



 こうしてまた1匹猫を連れ出すメンテである。新しく増えた猫が祖父母に媚びると、また次の家に突撃していくのであった。



「……あれは味を占めた顔だね。多分メンテはこの辺りの家を全部行っちゃうんじゃないかなあ」←アニーキー

「うむ。そんな予感がするのう。……ん? 猫が増えてないか?」

「そういえばさっき5匹ぐらい合流してたよ。見たことある猫だったから教会の猫だね」←アニーキー

「いったい何匹おるんじゃ……」



 さすがにこの猫の集まり方はおかしいと思うイブシであった。そして、少し目を離したすきにまたメンテが暴走し始めたのである。



「――ふぉ?! メンテは何をやってるんじゃ!」

「石を投げてるね。あの家に猫がいなかったみたいだよ」

「そういう問題じゃないじゃろ?! こら、メンテ止めなさい!」

「えぐううううううう!」ガンガン!



 石を投げまくるメンテの前に立ち、オーラを伸ばして防ぐイブシである。



「ふう、もう石はないじゃろ……って猫が咥えて持って来ておるだと?!」

「メンテはいつもああやって猫におもちゃを持って来てもらってるよ。石ぐらい持ってくるんじゃないの?」

「ふぉ?! おかしいじゃろ?!」

「え? そうなの?」

「えぐうわああああああああ!」ガンガン!

「こ、こら。投げるのは止めなさい!」

「……んぐぅ(……やれ)」

「「「「「「「にゃあああああ!」」」」」」」



 今まで様子を見ていた20匹ぐらいの猫が、一斉にドアに体当たりをし始める。



「ふぉ?! いったいどうなっておる……?!」

「すごいね。メンテが命令でもしたのかな? じいじも気になるよね!」

「そうじゃの、気になるの。気になるからの、だからアニーキ―も一緒にメンテを止めるのを手伝いなさい!」

「いいよ。でもあとでじいじの意見聞かせてよ」

「……えぐ」



 アニーキ―が止めようとするのを察したメンテは、猫達に指示を出してドアへの体当たりを止めさせた。今度はメンテの周辺に猫を集めたのである。するとメンテは何食わぬ顔で猫達の上に乗り、まるで馬に乗るように移動し始めるのであった。



「あ、どっか行っちゃったよ」←アニーキー

「な、なんじゃあれは?! さっきからおかしいじゃろ?!」

「えっぐ~」

「うわ、早っ?! あ、メンテがあそこの家に入っていくね。ほらね、じいじ? 全部の家を回るつもりなんだよ」

「メンテ待ちなさい!」



 このようにメンテが騒ぎまくり、周囲の家から人が集まるのであった。メンテ、イブシ、アニーキ―の3人に合流したメイクは、迷惑を掛けた家に謝り今日のパーティーに参加しませんかという流れになるのである。なおアーネは我関せずとメイクの横で初めて会う猫と遊んでいた。



「えぐううー!(次いくぞー!)」

「「「「「「「にゃああああ!」」」」」」」



 ◆



 その後、ナンスの家にて。


「みなさん帰ってき……………………」

「……? どうしたのカフェちゃん? 何かあった…………、あったわね」



 祖父母と孫達が散歩から帰って来た。だが祖父母はとても暗い顔をしていた。なぜなら40匹近い猫達も一緒だったからである。さらにその後方には、100人以上の人達が集まっていた。メンテは猫だけではなく、使用人達の家族もほぼ全員連れ帰ってきたのである。




「ひいい、まだ屋敷にも猫がいるじゃないの?! いったい何匹いるのよおおおおおおおおおおおお?! それにこんな人数になるなんて聞いてないわよ! …………お金足りるかしら」

「なぜじゃ……。なぜこうなった……」




 こうして祖父母と猫達は仲良くなったという。



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