【お題】今年読んだ漫画
私が今年読んだ漫画の話をしよう。
それは拙い絵で、内容もまだまだ改善の余地があり、勢いだけで描いた…そんな漫画だった。しかし、私はその漫画を読んだ時涙してしまったのだ。
主人公は冴えない男性。まず、このチョイスはどうかと思ってしまう。華が無い。
さて、これから冴えないながらも何かを成し遂げる立身出世物かなと読み進めても、いつまでもそんな男の日常がだらりと続くのだ。こんな話が面白いわけがない。
とりあえず読み進める。
男に妻が出来た。子供が生まれた。次第にその子供の視点に話が切り替わっていった。
子供を主人公に切り替えるのにあの男の話はあんなに必要だったのかな?そんなことを思っていた。
漫画の中で子供は普通に育っていった。健康に育っていった。
小学生になった子供がこんなことを言ってその漫画は終わる。
「パパ!お誕生日おめでとう」
そして私は思い出すのだ。私には子供なんていないし、もちろん妻もいない。
普通に結婚して、子供が出来て、普通に育って…普通とは何だ?
ああ、メリークリスマス!!
涙が止まらない。
去年のクリスマスら辺に頂いたお題。「リア充は爆発すればいいのに」は毎年恒例。