太くん!?まずいって!やめっ、ンアッー!
あの日の事は忘れない
透き通る様な空から太陽が照らす。
夏の太陽は熱く、太君は汗をかいていた。
「練習…きつかったっすね…」
太君は口を開いた。
「あ、そうだな」
俺はそう返事をした。つまらない一言だが、それ以外思いつかなかった。「そういえば、駅前に上手い焼肉屋あるらしいんだけど、肉焼いてかない?」
代わりにこういって見た
「いいっすねぇ」
快諾だった。
そこの焼肉屋はオープン式だった。珍しく屋上があるのだ。場所は下北沢の一等住宅地で、周りの家から苦情とか来ないのだろうか?
席に着くと太くんは上半身を脱ぎ始めた。「お前…何やってるんだよ」
「おい古渡…お前甘いんだよ」
その時私は初めて恐怖を感じた。太くんの顔は笑っていた