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恋あい気分  作者: ハム子
43/50

一安心?










『はぁー。終わったぁ!』






わたしはどうしても今日中に仕上げたいデザイン画があったので珍しく残業をした。


納得いく絵が仕上がった時、時刻は

20時近くになっていた。



とりあえず部長がいるかいないか…

いやっ、当たり前に帰ってるよねー…

そう思いながらもとりあえず部長のオフィスへ向かった。



するとスモークの貼ってある窓ガラスから部屋の中のライトが

光っているのが見えた。


へー。部長が珍しい。


そしてわたしがドアをノックをしようとした時だった。




一瞬、部屋の中から〝宮原〝という名前が聞こえたような気がした。




コンコン




『失礼します。』



わたしは部長の返答が聞いてからオフィスへ入り、

デザイン画を渡した。




『部長、お疲れ様です。

こちら例の企画のデザイン画早速仕上げてみました。

もし訂正などあれば修正しますので一度目を通していただいてよろしいでしょうか。』


『お疲れ。

もう作成してくれたのか。ありがとう。

今日中に見ておくよ。』


『ありがとうございます。

では失礼します。』


『あっ、そうだ。

……咲坂くん。

キミは結婚については…する気とかそうゆうのはあるのか?』


『えっ……

結婚ですか…… いえ…今はまだ何とも……』


『そうか……!

なんでもないんだ。今の話は忘れてくれ。

ではお疲れ。』



『あっはい…。

失礼します。』







なんなんだろ………

部長って結構謎だからたまにああゆう質問してくるんだよね…。

まぁいっか……。





わたしはタイムカードを押し警備員さんに挨拶をして

会社のロビーを出た。


季節は2月。


まだまだ寒さが続いていて雪こそ降らなくて嬉しいけど

スカートだとやっぱ足元冷えるなぁ…。





わたしはスマホを手にし、拓人さんにメッセージを送った。

最近お互い忙しくてまともに時間が取れなかったから

明日の休日空いてるか聞いて見る事にした。




【お疲れ様。

空いてるよ。ちょうど話したい事があったんだ。】



話したいこと?……


なんだろう………


もしかしてあの友達のことかな?!……



【良かった。

ぢゃあ明日お昼頃に拓人さんちに行くね。】




そう返信した。





今日帰ってお兄ちゃん居たら

ちょっとあの女の人のこと聞いてみよう。



わたしは足早に家へと向かった。



















『ただいまぁ。

ねーお兄ちゃん帰ってる?』


『なにー?』



お兄ちゃんの部屋から声がした。



『ちょっとさ、…聞きたいことがあって…

リビング来て。』


『……んだよー、二日酔いで気分悪りぃんだよ〜』





私達はソファーに腰掛けた。





『今日はあの人来てないんだね…。』


『あの子?

そりゃあ来ない時くらいあんだろー。』


『いや、そうゆう意味で聞いたんぢゃないんだけどさ…。』


『はぁ??

何かあったわけ??』





兄は不思議そうにそう私に聞いてきた。






『実はね、あの人の事ちょっと知ってて…。』


『あっそうなの?

どんな繋がりで?』


『それが…、私の彼氏の友達の友達の………………』


『うん。

てか繋がりが長いな。』


『……その……

……彼女らしいんだよね…。』





兄は一瞬間を置き、話し始めた。





『彼氏がいる事は知ってたけど

まさかお前に繋がりがあったとはな!』


『えっ………………?!

やっぱり知ってたの…………??』


『あぁ。

最初に知り合った時はいなかったけど

そのあとどうしても付き合って欲しいって言われて

その男と付き合ったって言ってたな。』


『……なにしにお兄ちゃんに会いに来てるの…??』


『その男の悩み相談とか

まぁ愚痴聞いたり普通に遊んだりしてんな。』


『ふーん……

もちろん変な事はないよね……??』


『あるわけねーぢゃん。

2人きりでいるからってそんな野蛮なことばっかしねーよ。』


『だって……前のお兄ちゃんならありえたぢゃん。』


『前は前。

今は……ってゆーか俺的に次付き合う子とは結婚する事をふまえて付き合うって決めてるからさ。

だから中途半端な事しないってわけ。

…てかなんでこんな話しをお前にしなきゃなんないわけ?』


『とりあえずちょっと安心した…

なんかお兄ちゃんが略奪しちゃったりゴタゴタしちゃったらどうしようーとか思ってたからさ…』


『百戦錬磨のモテ男のこの俺が女1人を略奪なんてしなきゃいけねーんだよ。』


『あー…はいはい

そうですね、失礼しましたー』


『お前は昔からそうだけど、人の事で勝手に気に病むな!

もっと自分の事考えろよなー』


『うん……

まぁ…そうだよね。…』


『そっ。

ぢゃ、俺は寝る。

ぜってー起こすなよ。じゃな』










お兄ちゃんに言われて確かにその通りだと思った。


私が勝手に気にして1人でモヤモヤして馬鹿みたいだよね。



明日は拓人さんと久しぶりにゆっくり出来るし

泊まりの準備でもしていこうっと!






わたしはお風呂に入りのんびりとした時間を過ごしたあと

眠りについた。

















ーー翌日ーー





12時30分過ぎ








『お邪魔しまーす。

あーなんか久しぶりだなぁ。拓人さんち。』


『そうだよな。

たった1週間くらいなのにずいぶんこの家に来てない感じするよ。』


『うん。

あっ、お昼どうする?』


『一応俺作っておいたんだよ。

一緒にワイン飲もうと思って、ラザニアとかチーズフォンデュとかそうゆー系だけど。』


『え!!本当に!?

拓人さんの料理凄く美味しいし何よりも作ってくれたことが嬉しい!ありがとう!』








拓人さんとお昼を食べながらワインを飲んで

最近の話しをして時を過ごした。








『ねぇ、拓人さん。

私のお兄ちゃんのことなんだけどね……』


『お兄さん??……』


『うん………。

この前平岡さんの友達の彼女ってことで平岡さんが写メ見せてくれたでしょ……?

その女の人がお兄ちゃんと知り合いみたいで……』


『?あっそうなんだ。確かに偶然だね。』


『ただ、、…

知り合いには知り合いなんだけどその女の人がよくうちに遊びに来てるみたいでね…

この前私も家から出てくるとこですれ違ったりして……』


『えっ…そうなんだ…。

すみれのお兄さんと二股してるってことではないんだよね…?』


『昨日お兄ちゃんに聞いたら、それは無いし体の関係もないって。……お兄ちゃんから遊びに誘った事も一度もなくて全部相手からなんだって言ってた。』


『…そっかそっか。

まぁ俺としてはすみれが直接関わってるわけぢゃないから別にねっ。』


『…………ホントに?

気にならない??』


『うん??

何で?気にならないよ、全然と言っていいほど。』


『なーんだぁ……良かったぁ。

私ずっと話す事気にしてて……。』


『もしかして、この事でちょっと最近変な感じだったの?』


『うん………。

話した方が良いのか、黙ってた方がいいのかってゆう感じが出てたんだと思う…。』


『そんな人の事気にしてソワソワして態度に出るなんて

よっぽど素直な性格してるんだな、すみれは。』


『だって…一応私のお兄ちゃんが関わってたから

私としてはお兄ちゃんが何か仕出かしてそれか拓人さんの耳に入って…とか色々な事考えちゃって…』





わたしがそう言うと拓人さんは私の手をそっと握り

こう言った。





『もう少し

俺を信用してくれても良いと思うけどなぁ』





そう言った拓人さんの顔はとても穏やかで

優しい表情をしていた。

何度この笑顔に救われただろう…


わたしは拓人さんに話さず

椿に相談していたことに罪悪感を感じだ。






『これからはちゃんと話すね…。』


『そうだな。約束な。』















『そういえば拓人さん、

何か話があるって電話で言ってなかった??』


『……あぁ、別に全然大したことないんだ。

だから気にしなくて大丈夫だよ!』


『?そっか。うん、わかった。』
































その日の夜、私達は同じ時間を共有し

久しぶりに一夜を共にした。



























つづく

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