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恋あい気分  作者: ハム子
40/50

少しの時間









わたしは仕事を終えて、椿の店へと向かっていた。


拓人さんは残業があるって言ってて

特にわたしのこのあとの予定を聞いてこなかった。


最近忙しいしわたしはこの時間を利用している。


拓人さんにはちょっと相談しにくいことだし

仕方ないよね、とわたしは自分に言い聞かせていた。







そういえば7時に仕事終わるって言ってたよね。







わたしはこの感じで行くとちょうど7時にお店に着きそうな感じだった。











椿のお店のドアを開けて中へ入ると

今日はトーマくんではなく違うスタッフが席へと案内してくれた。


わたしが席に座ると後ろから聞き慣れた声がした。



『すみれ、上来て。

俺着替えてから行くからさ。』


『あっ、うん。

わかった。』





あれ?

また雰囲気変わってる…??





わたしは一瞬そう感じながら上の階へと向かった。






椿がくるまでの間、上の階から下の階を見ていた。


上の階の個室やvipルームはマジックミラーのようになっていて室内から店内は見えても、店内から室内は見えないようになっている。



あっ、…夏菜ちゃん。




前よりだいぶ仕事にも慣れたようで

手際よく仕事をこなしているのが見えた。


夏菜ちゃん、椿の事好き発言してたけど

どうなったんだろう?

まさか告白なんてしてないよね??

してたらこのお店でバイトしにくいしね……

いやっ……

今の子は分からないっ!

そうゆうの平気なのかもしれないしっ!……




…………………




ガチャっ





『飯まだっしょ?

先月出した新メニュー作って来たから食おうぜ。

あととりあえず、飲みモンこれ持って来た。』


『ありがとう!

言ってくれれば下まで取りに行ったのに!』


『へーきへーき。』


『あっ……

何か変わったと思ったら、ヒゲ無くなったんだ??』


『ヒゲ?

あー。すみれとこの前会った時はあったんだっけか。』


『そうそう。』


『なんか面倒くなってやめた。

…無い方がしっくりくるっつーか。』


『うんっ!

わたしもしっくりくる!この前の椿もワイルドで男感出てて良かったけど、やっぱりこの椿の方が落ち着くなぁ。』


『……おうっ。そか………

で!、飯食いながら話しよーぜ。……』










わたしはこの前の出来事を順を追って話した。


拓人さん繋がりの友達の彼女がうちのお兄ちゃんと会っていること。


そして家にも遊びに来ていること…。










『なるほどね。』


『わたしが悩むことでもないのは分かってるんだけど…………』


『黙っている事で罪の意識を感じてちょっと辛い…

みたいな??』


『そうなの…!

今のわたしはまさにそんな感じ………。』


『ちなみにだけど、誰に罪の意識を感じンの?』


『うーん………

関わってるみんな……に?………かな。』


『ふーん。

そかそか。』


『ねえ……。椿はどう思う??』


『俺かぁ……。』






椿はソファーにもたれかかると一息ついて答えた。






『まぁ、菫の兄貴的には彼氏がいること知りながら遊んでんのかもだし

それか知らないのかもだけど…

どっちにしても多分、最終的にはその相手の女の子が遊びながらでもどっちの男にするか決めるわけだからいっかとか思ってんぢゃない?』


『えっ!?

……そんなふうに思ってるのかな?!……』


『これは俺の考えだから本当のとこはどうか分からないけど、お前の兄貴って略奪するようなタイプにも見えないし

……偶然良いなと思った子に彼氏が出来てしまった…

とか…?そーゆー可能性もあるよなーと思って…』


『……そっかぁ。

そうゆう可能性もあるよね…。』


『てかこの事お前の彼氏は知ってんの?』


『……うぅん。

言えてないのもあってココに来た……。』


『兄貴のことより、そっちを気にした方が良いんぢゃね?もうすみれの異変に気付いてたりしてなっ。』


『そうだよねっ……

それあり得るよ〜

わたし最近なんかぎこちない感じ出てたはずだもん…』


『絶対出てそうだよな。

別に話したとこでなんも思わないと思うしフツーに話してみりゃいーじゃん。』


『フツーに?』


『そっ、フツーに。』







考えてみればそうだよね。

こうして椿に話してるんだもん。

彼氏である拓人さんに話せないなんておかしいよね。


それから私達は2時間程雑談をした。







『今日も色々ありがと!

それと、新メニュー美味しかったよ!』


『あのメニューは女が好きそーなテイストで作ったから人気あるんだよ。

また作ってやるよ!』


『うん!

その時はよろしくね!』







わたしはお店の裏口を案内され、そこから帰ろうとした時だった。







『また何かあったら言えよ。』


『?なんか珍しいこと言うね?』


『今年からある程度素直な自分で過ごしてみようと思ってさ。』


『へー。そうなんだ。

何かキッカケでもあったの?』


『うん、…まあ!』


『え!何々!?

教えてよ!』





わたしは椿に近づき興味津々に聞いてみた。


すると椿が思ってもみなかった言葉を口にした。















































『すみれの事が好きなんだけど』













つづく。

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