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恋あい気分  作者: ハム子
4/50

ちょっとしたスパイス

『あっ…咲坂さん…』


『はい。何でしょうか??先輩。』



先輩とエレベーター内で2人きりになった。



『…やっぱり、笑顔の方がいい。

咲坂さんの笑顔は周りを元気にする力があると思う…』


『えっ…』


『…いやっ…

昨日の帰り、何だか元気なかったような気がして…』


〔…気にしてくれてたんだ…〕


『すっすいません…!!

先輩に妙な気を使わせてしまいまして…!昨日はちょっと疲れてしまっていたのかもしれません。』


『なにかあったの??』


〔…まぁ先輩と紗江子にだけなら話してもいいよね〜〕


『実は……』



その時エレベーターが止まり、自分達の部署に着いてしまった。扉が開いたと同時に他の社員や遠目に部長の姿もあり、私は話すのをやめた。


『いえ!…なんでもないです!!

本当にお気遣いありがとうございます!…

今日もよろしくお願いします!』


『えっ……うん……。よろしくね。』


〔タイミングが良いのか悪いのかわからないけど話せなかったのはしょうがないよね!!( ´ ▽ ` )ノ〕




そしてー12時10分ー昼休憩ー



『えっ!?ぶっ部長から!?』


『ちょっと!!静かに!!』


私は紗江子に話した。


『ゴメンゴメン!それで、行くの??』


『うんまぁ…部長からの頼まれごとだし別に暇つぶしみたいな感じで行けばいっかなと思ってるけど面倒くさいよ』


『確かにね〜。休みの日潰して行くわけだしだるよね〜。けど!良い出会いがあって玉の輿のるかもだしね!!』


『私そーゆーの興味ないしなぁ。』


『菫のその容姿と教養が備わってるのにもったいないでしょ!!彼氏が1年もいないなんて事が不思議だからね!!』


〔良い出会いがないんだから仕方ないぢゃん_| ̄|○〕


『今日はずいぶんと私の事褒めるね〜?

おごらないよ〜!』


『え〜!』


わたしはこの会社に入って紗江子という良い友達ができた。仕事の事からプライベートな事まで話すことができる。やっぱり友人関係は中高時代の頃の友達が多いけど社会人になってこうして仲の良い友達ができたことは本当に嬉しく思っている。


『そういえば!!

今日の朝また宮原先輩と一緒だったんだって!?』


『一緒っていってもわたしの家の最寄駅のとこで偶然会ったからってだけだから特にネタはなーんにもないよっ』


『菫ンチの方??先輩って逆なのにね。。。

しかも朝からって…』


『そうそう…。真実はなんなのか知らないけどなんか朝からショックだったよ〜』





pm17時35分。





『咲坂さん、お疲れ様。』


『先輩!お疲れ様です。』


『この前咲坂さんにどっちの企画案がいいか相談したやつ、A案で通って評価すごくよかったよ。咲坂さんと話し合ったってゆうこと言ったんだ。

だからそのうち部長から話あると思うよ!』


『えっ私のことなんていいんですよ!元々先輩の企画案なんですから!』


『パートナーなんだから評価されて当然なんだよ。

ね?』


〔先輩……。かっこいい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆〕


『…はい…。ありがとうございますっ…!』


『そうだっ…咲坂さん今日って…ー』


先輩がなにか言いかけた時だった。


『咲坂くんっ。ちょっと。』


〔(; ̄O ̄)…部長…!!

しかもまた休憩室指差してる…!!〕


『…先輩…すいません。部長のところ行ってきます…。』


『あっ…うん。わかった。

…ぢゃあまた来週。』


『はい…!お疲れ様でした!』


〔まったく部長め…(−_−#)!

タイミング悪いんだから!!〕


『…また呼び出して悪いな。

それでこの前の話だが専務から息子さんの写真を渡されたんだ、君にと。』


『…わかりました。』


『男前だから女性から人気のようだよ。』


封筒を開いて中を見ると写真が入っていた。

確かに男前みたいだけど…ー


『でも…私としては気楽にお会いしてよろしいんですよね?…』


『誰にでも好みや相性があるんだからそれはそれでいいんぢゃないか。そのあたりはキミの好きにしてくれて構わないよ。』


〔なんか…部長って普段厳しいようにみえるけど

意外と優しい…?感じするんだよね…〕


『ただ!…キャンセルだけはしないようにな。

約束は守るように。では、よろしくな。』


『あっはいそれはちゃんと行きます。

お疲れ様でした。』


〔とりあえず、なに着て行こうかなぁ。

キメ過ぎず、ラフ過ぎずだとあのシフォン系のワンピースが1番いいかなぁ…。〕



私は日曜日の服装を考えながら帰った。

特に新たに買うものもないと思っていたけど、

帰り道にあるデパートで見つけた可愛いボトルの香水とピアスを買って帰った。






つづく。

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