★Another Story Tsubaki★
Bu...Bu.......
〔……ねみぃ…………〕
Bu...Bu......
俺は枕元でバイブが鳴り続けてるので目が覚めた。
今日は仕事を早めに上がって自宅で寝る事に決めていた。
〔………この番号……。
確か仕事中も着信来てたような…。〕
アドレスに登録してない番号からの着信。
あまりそうゆうのには出ないようにしているが
短時間の間に2回もとなると
とりあえず出てみることにした。
【………もしもし。】
【………久しぶり。
その声ぢゃ…
もう私の番号消しちゃってた…?】
【……………うん】
【だよね。】
元カノからだった。
予想外。
【実はねっ、椿におりいってお願いがあって電話したんだ。】
2年ぶりくらいの会話でお願いね
【……なに?】
【私の妹の夏菜って覚えてる?
すごく椿のこと慕ってたでしょ。】
【…覚えてるよ】
【夏菜が、椿が出してるお店を偶然知ったらしくて
そこでバイトとして雇ってくれないかって言ってるの。】
急に言われてもなぁ
【……店ならいくらでもあると思うんだけど…。】
【どうしても椿のとこが良いって…。】
【俺の店、スタッフは全員男なんだよ。
スタッフ同士の色恋沙汰とかあると面倒だし】
【そっか……。
ぢゃあ面接だけでもしてあげてくれないかな……??
ダメならダメで椿の口から言われれば諦めつくと思うし。】
相変わらずだなぁ。そうゆうとこ。
俺は後日、面接日を指定して来てもらうことにした。
面接日当日、スタッフを集めて軽くミーティングをした。
『みんなに意見を聞きたいんだけど、、、
この店は最初に話した通りスタッフは男だけってことにしてるけど、その事についてどう思う?』
『俺はいてもいいと思います!
可愛い子ならメンズのお客さんもつくんぢゃないすか!』
『俺もそう思います!
……なにかあったんすか?
今日面接日なんすよね??』
『いやっ…特に何もないんだけど…。
他のみんなもそう思うか?』
結果、女の子が1人2人いても問題ないんぢゃないかという事になった。
〔あいつら……絶対に問題起こすなよ…( ´Д`)y━・~~〕
約束の午後14時の10分前、店の扉が開いた。
すると以前より成長した姿の門脇 夏菜が入ってきた。
『椿くん!
久しぶり!!』
『久しぶり。
ぢゃあ、こっち座って。』
とりあえず俺はソファーに座らせた。
『椿くん、相変わらずカッコいい!!
……なんかお姉ちゃんと付き合ってる時より更にって感じ…っ!!』
『…いやいや。
そんなことよりだけど、なんで俺の店なの?…
雪音にも言ったんだけど店ならいくらでもあるし、
俺の知り合いの店紹介できるよ。』
『……椿くんのとこでバイトしたい。
こうゆうお店って20歳からなら大丈夫なんでしょ?
私、20歳になったし……どうしても……』
俺はハッキリ言って関わりたくなかった。
雪音にも妹にも。
『………………。
でもこの店はスタッフ全員男にしてるんだ。
色恋沙汰はスタッフ同士でしてほしくない。
オンナを作るなら他でもできるだろ、と俺は思ってるから。それにみんないい奴らばっかだからオンナともめて辞める辞めないとか、そうゆうのもない方が店の雰囲気や質は常に保たれると思ったから。』
『…………約束する。』
『…………………』
『絶対に!………お願いします。………』
〔諦めないのか…。〕
なんか条件出してやらせてみるか…。
『……わかった。
ただ、期間限定でってゆう条件付きで。』
『……期間限定って??』
『3ヶ月間の間にスタッフとの関わりとかもちろん仕事や接客とかしっかり覚えてもらって、それでもこの店で働きたいかどうかを聞く。
結構覚えることも多いし忙しい日も多いから。』
『うん!!ありがとう!!
わたし、頑張るから!』
〔結局入れてしまった( ´Д`)y━・~~
……雪音も関わってこなきゃいいけど……〕
その日の帰り、また雪音らしき番号から電話がかかってきた。
【……もしもし。椿?
今電話大丈夫…??】
【……大丈夫だけど。】
【今日は夏菜の事、ありがとう…。】
【…まぁ…、期間限定でって事にしたけど。】
【それでもありがとう……。
あのさ、今度お店に行ってもいい…?】
【………夏菜の働いてる姿でも見に来れば。】
〔俺はそんな事しか俺は言えねぇよ。
もうお前になんの感情もないから〕
【……ありがとう。
なんか……またこうして話せて嬉しい…。】
そのあと家に帰り、何故かどっと疲れが出た。
仕事の疲れよりあいつらと関わったことで疲れが出た気がする。
〔スミレのやつ、今起きてっかなぁ……〕
俺は自然とスミレにメッセージを送っていた。
〔あいつに話したい気持ちもあるけど
大した話しぢゃないしつまんねーよなあ。〕
〔〝今日はダメそう!ゴメン!〝
か…。まっ急だったし仕方ないよな。〕
俺は風呂に入り寝る事にした。
こうして夏菜がスタッフとして加わり、一緒に働くことになった。
つづく。




