鳥かごと沼の底
関東平野のはずれの田んぼばかりの小さな町。
そこに暮らすのは、中学2年生の「僕」。
管内すべての発電所が停止した夏。うだるような夏。
そして雨。湿気ばかりの初夏。
27万5千ボルトの超高圧送電線の鉄塔に囲まれた町で、「僕」は、出口を探していた。この町から出してくれる「誰か」を待っていた。
そこに暮らすのは、中学2年生の「僕」。
管内すべての発電所が停止した夏。うだるような夏。
そして雨。湿気ばかりの初夏。
27万5千ボルトの超高圧送電線の鉄塔に囲まれた町で、「僕」は、出口を探していた。この町から出してくれる「誰か」を待っていた。
夕立とセーラー服
2014/03/29 03:24