べ、別に寂しいわけではありませんよ!?(必死)
家族と過ごしました。(愛犬♀)
「ふぅ、またこの祭りがやってきましたか……」
『アヤメ、そんな遠い目をして、どうしたんだい?
ああ、そういえば今日はホワイトスノー祭りだっけ』
ええ、そうですねー。
一年に一度、この時期は必ずと雪が降るんです。
で、その雪が幻想的なことから、この日は、まぁ、その、アレですよ、アレ。こう、男性と、女性が……ああもうそうですよ、カップルが仲睦まじく過ごす日ですよこのヤロッー!
『うわ……今度は怒髪天。相変わらずというか、キミの精神はいろいろとアレだよね』
「ほう、ほうほうほう。そういうことを言いますか。言っちゃうんですか。
いいですよいいですよ。そういうことなら。今年も、それじゃあ、遠慮なくヤらせてもらいますけどいいんですよね? ね?」
『しまった……にげ――』
「誰が逃がしますか! ≪拘束≫!」
『くぅ、に、逃げられない……』
「ふっ、ふっ、ふっ……」
さぁて、逃げられませんよ逃がしませんよ。
最近はごたごたあってあまり楽しめませんでしたが、というよりほとんどの人が忘れてると思いますけど、私はモフモフとしたものが大の好物ですよ。下手してしまえば頬ずりだけで摩擦熱で火傷でも起こしてしまうぐらいには好きですよ。一応実体験ですが。
それに、この子を拾った理由もモフモフであるということからですし、大体私のフラストレーションがたまってきた日には……ぐふふ。おっと、よだれが。
「それでは、イかせ貰いましょうかね?」
『ま、まつんだアヤメ……! お願い、アレだけは、アレだけはー!』
「ひゃっふううううううう!!!」
「アー!」
※しばらくお待ちください。
「はぁ~、堪能しました♪」
『………………(返事がない、只の抜け殻の様だ)』
いやぁ、やっぱり人形と違って、生きているモフモフっていうのは格別ですね。最高ですね。究極ですね。軽く○っちゃいますよね。え、ないんですか? またまた~。
「それにしても、なんだかんだで慣れてるなー」
まだ放心状態であることをいいことに、ポメちゃんを枕にして、っと。
思い返してみれば、実は結構な月日が経つんですよね~。
乙女の秘密なのでそういったことは内緒ですけど。
でも、人間は慣れる生物である、みたいなことは聞いたことがありましたけど、本当にそうですね。
あっさりと今じゃ魔法なんて使っても違和感もありませんし、モンスターと出くわしたところで最近だと怖いという感情は薄まってきてますし。
「やっぱ、魔法使いってことが慣れを早くさせてるんでしょうかねー」
普通に考えれば波乱万丈な人生だと思うんですけど、それが日常にまでなればそれが普通であるわけでして。
一応、人里離れたところで住んでいるものですから、必要な時以外は外の方たちと触れ合う機会も少ないんですよね、実際。あれ、もしかして私自身がそうしてるから今一人なのか? いやいや、まっさか~。
「……ありうる」
き、気にしないことにしましょう! そうです、それがいい! そうしよう! 名案ですね。人付き合いの明暗が名案を生んだですよ!
「うわー、寂しー……」
ポメちゃんまだ目を覚ましませんし、まぁこの枕時間が続くのは良いんですけど。
でも、この日が終わったら、もうすぐ新しい年ですか。うわぁ、齢は重ねたくないなー。でも、もういくつも寝れば新年だしなー。自然には逆らえませんよ、いくら魔法使いでも。
「もう、寝ますか……」
今日は、久々にポメちゃんを抱いて寝るとしましょう。ええ、がっちりと、逃がさないように。
それでは、メリーハクルシミマス。
一人じゃないだけましハズ一人じゃないだけマシなハズ一人じゃナイダケマシなハズヒトリジャナイダケマシハズ一人ひととヒトヒヒトトトトトト。
昼食にチキンとケーキおいしかったです(18cmホール)。
夕食にパンとステーキ硬かったです……。