第九章:新たな力
ジャッジメント発動から、3日後。
タイシは、リベラ王都の自室で休んでいた。
戦闘での魔力消耗が激しく、3日間ほとんど眠り続けていた。
そして、4日目の朝。
タイシは、目を覚ました。
*体が、軽い*
*魔力も、完全に回復している*
*いや*
タイシは、自分の体に違和感を覚えた。
*何かが、違う*
*体の中に、以前よりも強大な力が流れている*
タイシは、起き上がった。
そして、いつものように、ステータスを確認しようとした。
*ステータスオープン*
その瞬間。
タイシの視界に、光のパネルが現れた。
そして、そこに表示された数値を見て
タイシは、目を見開いた。
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**【タイシ・ステータス】**
**基本情報:**
- 名前:タイシ
- 年齢:22歳
- 種族:人間(転生者)
- 職業:宰相、魔法使い
- 称号:【異界の賢者】【五カ国の救世主】【超大魔法使い】【戦争終結者】
**レベル:**
- 現在レベル:**750** ←(前回:680)
**基礎ステータス:**
- HP:24,500 / 24,500 ←(前回:20,400)
- MP:38,000 / 38,000 ←(前回:28,500)
- 筋力:580 ←(前回:490)
- 敏捷:680 ←(前回:570)
- 体力:630 ←(前回:525)
- 知力:1,150 ←(前回:920)
- 精神力:1,280 ←(前回:995)
- 魔力:1,450 ←(前回:1,050)
**スキル:**
***新規習得スキル:***
- 【超大魔法適性 Lv.10】(NEW!)
- 超大魔法の威力が上昇
- 超大魔法の消費MP削減
- 【魔力統合 Lv.8】(NEW!)
- 複数の魔法使いの魔力を統合できる
- 【時空魔法 Lv.8】(NEW!)
- 時間停止の持続時間延長
- 時間操作の精度向上
- 【封印魔法 Lv.9】(NEW!)
- 魔法、スキル、能力を封じる
- 【魔力増幅 Lv.8】(NEW!)
- 自身の魔力を一時的に増幅可能
- 【戦略指揮 Lv.10】(NEW!)
- 軍隊の指揮能力向上
***既存スキルのレベルアップ:***
- 全属性魔法:Lv.18 ←(前回:Lv.15)
- 水魔法:Lv.18 ←(前回:Lv.15)
- 土魔法:Lv.18 ←(前回:Lv.15)
- 火魔法:Lv.18 ←(前回:Lv.15)
- 空間魔法:Lv.12 ←(前回:Lv.9)
- 時間魔法:Lv.15 ←(前回:Lv.12)
- テレポーテーション:Lv.16 ←(前回:Lv.13)
- ウォーターマスク:Lv.8 ←(前回:Lv.5)
- カリスマ:Lv.12 ←(前回:Lv.10)
**耐性スキル:**
- 毒耐性:Lv.15(完全毒無効)
- 幻覚耐性:Lv.10(完全幻覚無効)
- 麻痺耐性:Lv.10(完全麻痺無効)
- 魅了耐性:Lv.10(完全魅了無効)
- 混乱耐性:Lv.10(完全混乱無効)
- 炎耐性:Lv.10(完全炎無効)
- 水耐性:Lv.10(完全水無効)
- 風耐性:Lv.10(完全風無効)
- 地耐性:Lv.10(完全地無効)
- 冷気耐性:Lv.10(完全冷気無効)
- 暑気耐性:Lv.10(完全暑気無効)
- 石化耐性:Lv.10(完全石化無効)
- 刃耐性:Lv.10(物理ダメージ50%軽減)
- 全属性魔法耐性:Lv.10(全属性魔法ダメージ80%軽減)
**特殊能力:**
- 【セブンスシール】(7つの魔力源)
- 第1第7までの魔力源、全て解放済み
- 【異界の知識】
- 前世の全知識を活用可能
**新規特殊能力:**
- 【魔王級魔力】(NEW!)
- 魔力量が魔王クラスに到達
- 【不屈の意志】(NEW!)
- 精神攻撃への抵抗力
**使用可能魔法:**
- 初級上級魔法:全系統
- 大魔法:
- アースクエイク(大地震)
- プラズマスフィア(超高温球体)
- グラビティリバース(重力逆転)
- その他多数
- 超大魔法:
- ジャッジメント(天の裁き)
- アルマゲドン(終末の炎)(NEW!)
- アブソリュートゼロ(絶対零度)(NEW!)
- ワールドエンド(世界崩壊)(NEW!)
- ジェネシス(創世)(NEW!)
- 特殊魔法:
- タイムストップ(時間停止)
- ヘヴンズケージ(封印魔法)
- マナブースト(魔力増幅)
**称号効果:**
- 【異界の賢者】:知力+200
- 【五カ国の救世主】:カリスマ+150
- 【超大魔法使い】:魔力+200、MP+5000
- 【戦争終結者】:戦略指揮能力向上
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タイシは、ステータスパネルを見て、呟いた。
「レベルが750…」
「680から、70も上がった」
「18万人の敵を倒した経験値が、全て入ったのか」
タイシは、自分の手を見た。
魔力が、溢れていた。
以前よりも明らかに強い魔力。
「MP 38,000…」
「魔力 1,450…」
「これは…」
タイシは、複雑な表情になった。
*これは、血で得た力だ*
*18万人の命と引き換えに得た、力だ*
その時、ドアがノックされた。
「タイシ様、目が覚めましたか?」
エドガーの声だった。
「ああ、起きたよ」
「入ってくれ」
エドガーが入室した。
そして、タイシを見て、驚いた。
「タイシ様…」
「あなた、何か変わりましたね」
「雰囲気が、以前と違います」
タイシは、頷いた。
「ああ、レベルが上がった」
「750になった」
エドガーは、目を見開いた。
「750!?」
「それは…すごい数値です」
タイシは、答えた。
「ジャッジメントで18万人を倒した」
「その経験値が、全て私に入った」
エドガーは、真剣な表情で言った。
「タイシ様」
「あなたは、もはや並の魔法使いではありません」
タイシは、窓の外を見た。
「力を得た」
「だが、それと引き換えに、18万の命を奪った」
「この力を、どう使うべきか」
エドガーは、タイシの肩に手を置いた。
「タイシ様」
「あなたは、その力を正しく使います」
「今までも、そうでした」
「これからも、きっとそうでしょう」
タイシは、微笑んだ。
「ありがとう、エドガー」
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その日の午後。
王宮の謁見の間。
タイシは、国王、宰相、そして軍の幹部たちの前に立っていた。
国王が、言った。
「タイシ」
「体調は、どうだ?」
タイシは、答えた。
「完全に回復しました、陛下」
「それどころか」
タイシは、自分の力を少しだけ解放した。
青い魔力が、溢れ出した。
部屋全体が、魔力で満たされた。
全員が、その魔力の大きさに圧倒された。
「これは…!」
「すごい魔力だ!」
タイシは、魔力を引っ込めた。
「レベルが、750になりました」
「そして、多くの新しいスキルを習得しました」
宰相が、驚いた。
「750!?」
「それは、すごい数値です」
国王が、尋ねた。
「タイシ、お前は今、どれほど強いのだ?」
タイシは、答えた。
「単独で、おそらく数万人の軍隊と戦えます」
「超大魔法を使えば、数十万人の軍隊を殲滅できます」
全員が、息を呑んだ。
沈黙が、部屋を支配した。
国王が、ゆっくりと言った。
「タイシ」
「お前の力は、計り知れない」
タイシは、首を横に振った。
「いいえ、陛下」
「私は、人間です」
「ただ、強大な力を持った、人間です」
「そして、この力は」
「平和のために使います」
「決して、侵略や破壊のためには使いません」
国王は、微笑んだ。
「その言葉を聞いて、安心した」
「タイシ、お前なら信頼できる」
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その夜。
タイシは、訓練場にいた。
新しく習得したスキルを、試したかった。
タイシは、手を前に出した。
「時空魔法」
「タイムストップ」
その瞬間。
周囲の時間が、止まった。
風が止まり、雲が止まり、全てが静止した。
タイシだけが、動ける。
「10秒間の時間停止」
「アルカディウス戦で使った魔法だ」
「今なら、もっと長く止められるかもしれない」
タイシは、集中した。
魔力を高めた。
時間停止が、15秒、20秒と延びていった。
そして、30秒。
「30秒が限界か」
タイシは、時間停止を解除した。
時間が、再び動き出した。
「以前は10秒だったから、3倍になった」
タイシは、次の魔法を試した。
「魔力増幅」
「マナブースト」
タイシの魔力が、高まった。
青い光が、強くなった。
魔力が、数倍になった。
「これは…」
「魔力が大幅に増幅された」
「この状態なら、超大魔法をより効率的に使える」
タイシは、魔力増幅を解除した。
そして、最後に。
「超大魔法」
タイシは、空に向かって手を伸ばした。
「ジャッジメント!」
だが、今回は本当に発動はしなかった。
魔力だけを放出した。
それでも、空が震えた。
雲が渦巻いた。
「これほどの力…」
「私一人で、ここまでできる」
タイシは、手を下ろした。
*この力*
*正しく使わなければ*
*世界を滅ぼす力だ*
その時、声がした。
「タイシ様」
振り返ると、ゼノビアが立っていた。
「ゼノビア様」
「どうされましたか?」
ゼノビアは、タイシに近づいた。
「あなたの魔力を感じました」
「すごい力ですね」
「レベルが大きく上がったようですね」
タイシは、尋ねた。
「ゼノビア様のレベルは?」
ゼノビアは、答えた。
「私は、レベル720です」
「魔王としては、平均的なレベルです」
タイシは、驚いた。
「720…」
「私は750です」
ゼノビアは、微笑んだ。
「タイシ」
「あなたは、特別な存在です」
「異界からの転生者」
「そして、この世界を救う者」
「あなたなら、きっと平和な世界を作れます」
タイシは、頷いた。
「はい」
「必ず、やり遂げます」
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翌日。
リベラ王宮の会議室。
タイシ、国王、宰相、そして同盟国の代表たちが集まっていた。
魔法通信で、エドワード3世、フィリップ・サウス、ヴィクター・グレイが参加していた。
ゼノビアは、直接リベラに滞在していた。
タイシは、報告した。
「皆様、お集まりいただき、ありがとうございます」
「帝国からの使者が、到着しました」
全員が、緊張した。
国王が、尋ねた。
「使者?」
「何の用だ?」
タイシは、答えた。
「和平交渉です」
「帝国皇帝ガイウス・マグヌスが」
「正式に和平を申し入れてきました」
エドワード3世が、言った。
「当然だろう」
「17万人の軍隊を失い」
「タイシ殿という強大な魔法使いを敵に回した」
「帝国に、もはや戦う意思はないはずだ」
フィリップも、同意した。
「そうですね」
「和平を受け入れるべきでしょう」
タイシは、頷いた。
「はい」
「私も、そう思います」
「戦争は、もう終わりにしましょう」
宰相が、尋ねた。
「では、条件は?」
タイシは、答えた。
「まず、不可侵条約」
「帝国は、リベラおよび同盟国に対して」
「今後一切の軍事行動を行わない」
「そして、賠償金」
「戦争の賠償として、5,000万金貨」
「さらに、国境の再画定」
「現在の国境線を正式に承認する」
ヴィクター・グレイが、言った。
「妥当な条件ですね」
「帝国も、受け入れるでしょう」
タイシは、続けた。
「そして、最も重要なこと」
「貿易協定です」
「帝国とリベラ、そして同盟国との自由貿易」
「これにより、経済的な結びつきを強化します」
「戦争よりも、貿易の方が利益になる」
「そう、帝国に理解させます」
国王が、感心した。
「素晴らしい」
「戦争を終わらせるだけでなく」
「経済で平和を維持する」
「さすがだ、タイシ」
タイシは、頭を下げた。
「ありがとうございます」
「では、帝国の使者を呼んでください」
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30分後。
謁見の間。
帝国の使者が入室した。
使者は、50歳ほどの貴族。
名前は、マルクス・フラビウス。
帝国の外務大臣だった。
マルクスは、深く礼をした。
「リベラ共和国国王陛下」
「そして、宰相タイシ殿」
「お会いできて、光栄です」
国王が、答えた。
「ようこそ、マルクス殿」
「早速だが、用件を聞こう」
マルクスは、書状を取り出した。
「これは、我が帝国皇帝ガイウス・マグヌス陛下からの親書です」
「和平の申し入れです」
タイシは、書状を受け取った。
そして、読み上げた。
「リベラ共和国国王、および宰相タイシ殿へ」
「この度の戦争において、我が帝国は敗北しました」
「貴国の強大な力、特にタイシ殿の魔法に」
「我々は、深く畏敬の念を抱いております」
「ここに、正式に和平を申し入れます」
「不可侵条約の締結」
「賠償金5,000万金貨の支払い」
「国境線の承認」
「そして、貿易協定の締結」
「これらの条件を、全て受け入れます」
「どうか、和平を受け入れてください」
「グランディア帝国皇帝 ガイウス・マグヌス」
タイシは、書状を置いた。
そして、マルクスに言った。
「帝国の申し入れ、受け入れます」
「今日から、リベラと帝国は友好国です」
マルクスは、安堵した。
「ありがとうございます、タイシ殿」
「これで、平和が訪れます」
タイシは、微笑んだ。
「はい」
「長い戦争が、ようやく終わりました」
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**【タイシの最終ステータス(第五部終了時)】**
**レベル:750**(前回680から+70)
**基礎能力:**
- HP:24,500
- MP:38,000
- 魔力:1,450
**新規習得スキル:**
- 超大魔法適性 Lv.10
- 魔力統合 Lv.8
- 時空魔法 Lv.8
- 封印魔法 Lv.9
- 魔力増幅 Lv.8
- 戦略指揮 Lv.10
**特殊能力:**
- セブンスシール(7つの魔力源)
- 魔王級魔力
- 不屈の意志
**超大魔法:**
- ジャッジメント
- アルマゲドン
- アブソリュートゼロ
- ワールドエンド
- ジェネシス
**称号:**
- 異界の賢者
- 五カ国の救世主
- 超大魔法使い
- 戦争終結者
**達成事項:**
- グランディア帝国との戦争に勝利
- 5カ国同盟の結成
- 帝国との和平条約締結
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