028 食事から食事へ。
こんにちは。ボンバイエです。
急ですが、皆さんは音楽は好きですか?
僕は毎日のように音楽を聴きます。
今よく聞くのはアマゾンミュージックで2022年BEST‗OB‗J-POPをダンスホールから流し聴きします。
この順番だと気分を盛り上げるのに良いんですよね。
僕はもうオジサンと呼ばれる歳になりましたが、いい音楽が次々出てくるのはうれしいですね。
良い曲には世代は関係ないかもしれませんね。(*'▽')
追伸
間違えて二本立てになってました。
まぁ仕方ないですね。
お許しください。
食事も順調に?終わり。
いや順調だったか?まぁ良いか。
お昼からは拠点の周辺を探索する事になった。
そしてワザと魔物が寄ってくるようにと食べれない部位を放置する事にしておいておく。
血の匂いに釣られて来るであろう魔物に期待してだ。
その魔物が食べれる魔物かどうかは来て見てみないとわからないけど集めるという事に関しては有効だと僕も思う。
こういう事になれているのか【灰色髪】の面々の行動には無駄が無い。
今は拠点より少し離れた場所でやはり少し開けた所でやっている。
その近くでゴブリンに遭遇したので今は丸ごと開けた場所の中央に置いてある。
三匹分で、その開けた場所の風上に当たる方で僕等は身を潜めている。
魔物や動物は鼻が利く。
それを利用した狩りなのだが、やはり肉食系の動物や魔物の方が早いようだ。
近くに居たのかゴブリンだった。
彼等は同族だろうと死んでいれば食べると言われている。
彼等は森の中でも最下層に近い魔物だからだ。
ただ、知恵はそこそこあり集団での行動をとる事で自衛し生き残る。
とは言え圧倒的な存在には敵わないので、それに遭遇しない様に移動を繰り返すようだ。
今回も三匹で活動していたみたいだ。
『ひゅっ』という音が三回聞こえると目の前に見えていた三匹のゴブリンは矢が刺さりドサリと倒れ込んだ。
僕は剣を持って飛び出しゴブリンの所へ来る。
既に絶命していた三匹はそれぞれ急所である心臓に矢が刺さっていた。
あえて血の匂いをさせる為に首を斬り落としてまた放置する。
そして僕は三人の居る風上へ戻る。
「流石ですね。三匹とも絶命してました。」
「当然よ。」とエミリさんは得意げな顔。
「だな。」と笑顔のアルベロさん。
「・・・。」無言で胸を張るサミュさん。
同じ言葉に反応が違う三人が面白い。
この三人と一緒に居るのは正直楽しい。
このまま冒険者活動に専念するのも悪くない気がするが、学園だけはキッチリ三年間行く事に決めている。
少しして今度はボアが現れた。
いわゆる猪だ。
イノシシは食用だ。
猪も魔物化してしまう事がある。
魔物化するとより凶暴になり、個体差あるが魔法迄使うモノまで居るという。
「よし、俺が行く。」
そう言ってアルベロさんがロングソードを持って飛び出して行った。
その後は解説するまでも無く、一刀のもとに切り伏せていた。
もちろんボアは食用なのでマジックバックにしまっていた。
その後もちょっとずつだが獲物となる魔物が現れては僕等に狩られていく。
弱肉強食が目の前で繰り広げられている。
ある意味で魔物より人の方が非道かもしれないと思わされる瞬間だ。
生存競争が魔物と人の間にあるという訳だ。
魔物に人が襲われても文句は言えないかもしれないな。
お互いに自分が生きる為に殺し合うのだから。
とは言え、人は人が襲われているのを見過ごせない。
仲間意識だろう。
そして、その感情は生物である限りは持ち得るモノなのかもしれない。
ただ、その感情を人が感じれるのかは分からない。
感じれたとして殺さない選択にはなりにくい。
戦争を題材としたアニメの中で「戦いの途中では敵は必ず止めをさせ。じゃないとそいつが次にはお前や仲間を殺す事になる。」という様な発言をしていた気がする。
だから出来る時には必ず止めを刺せと。
厳しい事だが、それも一つの真理だと思う。
それが成せる人が軍人としてやっていけるのだろう。
「人を撃つならは人に撃たれる事を覚悟せよ。」もやはり同じ様に真理だろう。
その場では一方的に出来たとしても、別の場面では逆に狙われる方に回る事は多々あるだろう。
「する」と「される」は状況によって変わるだけで同義なのかもしれない。
あれから、何回か魔物が来ては狩り、来ては狩りを繰り返した。
そして夕方、日が完全に沈む前にその場所を一旦離れる事にした僕達は後始末をして拠点に戻った。
「じゃあ、夕食ね?」
「そうだな。今回は何だよ?」
「勿論、美味?」
「そ、そうですね。期待通りだと良いんですが・・・。」
僕はその期待が大きい事に驚きつつも準備をする。
改めてテーブルとイスを用意してテーブルクロスをひく。
そして今回は皿ごと机に置いていく。
「むっ!」とはサミュさん。
「やば。それはもしかして?」とエミリさんが驚く。
「嘘だろ?トンカツじゃねぇか?!」と嬉しそうにするアルベロさん。
正しくトンカツだ。
それも養殖されている豚のトンカツでロースとヒレを用意している。
他にもチーズが入ったトンカツもある。
緑のはキャベツの千切りでカットレモンとミニトマトは見栄えの為に用意した。
それを豪華に二枚づつ載せた皿をそれぞれの前に置く。
そしてライスを平皿に乗せた物を隣に置き、豚汁も用意してある。
勿論、僕のは茶碗だ。
「やべぇ!」
「というか、もう食べてるし。」とサミュをみるエミリさんも既に手が伸び始めている。
「ちょっと、まってソースを出すから。」と慌ててトンカツソースとマヨネーズと醤油と塩と抹茶塩にゴマダレを出した。
「なっ?何これ?」
「調味料です。お好みでつけて食べてみてください。きっと美味しいから。」
僕の言葉も聞かずにどんどんと手は伸びてきて好き放題やっている。
僕は説明を諦めて、好きなマヨネーズと醤油を混ぜたソースにトンカツをつけて食べ始めた。
ちょっとコッテリし過ぎる所もあるが、醤油よマヨネーズの混ぜたモノはとても美味しいのだ。
口に入れるとサクっと音がしてジュワ~っと肉汁が広がる。
「やっぱ、美味いな。」
その後は塩を使ったり、醤油のみをかけてみたりして食べた。
ちなみに、他の面々はお替りを要求するまで無言で食べていた。
よほど気に入ってくれた様子で、僕としては満足だ。
ちなみに、三人とも好みが分かれていた。
サミュは塩がお気に入りの様だ。
アルベロさんはトンカツソース。
エミリさんは醤油とゴマダレを合わせたモノが口に合ったようだ。
お替りをしてからはようやく余裕が出てきたのか、ちょっとづつではあるが会話が始まり終わった時には皆笑顔でお腹を擦っていた。
狩りの途中なのだが、これで良いのだろうか?
案の定、夜の狩りは先に皆で休憩して再開する事になった。
結果、夜が深くなり22時頃のスタートになった。
その後は午前2時までが僕とアルベロさんの狩り時間で午前二時から午前六時までがエミリさんとサミュさんの狩り時間と決まった。
休憩も終わり、アルベロさんに連れられて動き出す。
「どこら辺にするんですか?」
「そうだな。やっぱ拠点が風上になる方が良いだろうな?」
と言ってアリベロさんは風向きを調べて向かう場所を決めた。
魔物に襲ってもらえる様にと敢えて明かりを灯して進んで行く。
拠点より歩いて二十分ぐらいだろうか?
目の前に開かれた場所が見えて来た。
「あそこにするか?」
「はい。」
ランタンを用意してそれを広場の中央に置くとアルベロさんは持っていた松明を消す。
そして呪文を唱えだした。
『ナイトアイ』
夜目が効く魔法である。
これを僕にもかけてくれた。
「じゃあ、戻るぞ。」
「はい。」
僕等は少し戻り広場から出て草むらに身を潜める。
風上にいるという事は人間の匂いがするという事だ。
普通は風下に身を潜める事で分からなくするのだが、風上に居る事で自分達より風上にいるモノの匂いが分かるし、獲物を待っている状態なので寄って来てくれる方が良いのだ。
そうなると人を敵として認識しているモノしか寄って来ないが。
そうしてチョコチョコくる魔物を狩りながらその死体をそのまま置いておびき寄せて狩るという行為を繰り返した。
「う~ん。あんまり食用は手に入らないなぁ~。」
「そうですね。」
結果は芳しくなかった。
食用肉になったのは二頭のみ。
共にボアだった。
「もうすぐ時間だな。」アルベロさんは懐中時計を閉じながら僕に「そろそろしまおう。」と言い広場の中心へと向かった。
僕もアルベロさんに付いて行き手伝う。
「もう少し増えれば良かったんだけどな~。」
「そうですね。」
魔物の死骸を土を掘り中に入れて火をつける。
残念ながら食用以外もアイテムになるような物は少ししか手に入っていない。
僕たちは狩場を後にして拠点へと戻るのだった。
どんどんサミュさんが変な方向へ行ってしまう気がしてます。
書くとそうなるんですよね~。
不思議です。
あっ?!
そうそう、たまには観想頂けると嬉しいです。
希望を書いてくれても嬉しいです。
残念ながら期待に沿えない方が多いいかもしれませんけど。
それは予めご了承ください。<m(__)m>




