『エントリーナンバーワンしたくない、弱点だらけのドブ川沿いの夕焼け』・・・『詩の群れ』から
『エントリーナンバーワンしたくない、弱点だらけのドブ川沿いの夕焼け』・・・『詩の群れ』から
㈠
堕落した精神の中から、一応言っておくよ、エントリーナンバーワンしたくない。
何にエントリーするだって、え?
世界にダイブしたくないと言ってるんだよ、同義さ、忖度してくれよ。
無茶な話をするなよ、お前の今は、弱点だらけだぞ、だろうだ。
㈡
そうか、こんがらがってる脳内の派生理念に、自己で自己を類推していたんだ。
そうなんだよな、エントリーしたら、それだけで、イカレちまうんだよ。
そうだろ、狂う前に、狂えと、言っているのと同じなんだよな、だろうだ。
だろうだ、そして、此処からは、ドブ川沿いの此処からは、夕焼けが見えるんだ。
㈢
その夕焼けに、人生を保証して貰えばどうだい、だろうだ。
エントリーナンバーワンしたくない、弱点だらけのドブ川沿いの夕焼け、こんな詩に共感なんかないさ、だろうだ。