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プレイヤーが見当たりません!  作者: 高木コン
始まり
1/31

プロローグ



 終電で自宅アパートに帰ってきた。


「クソッ! あのジジイ仕事押し付けやがって!」


 先程の会社でのことを思い出してイライラが再燃してしまった。

 イライラを発散させるように、パソコンを起動して、ずっとやりたいと思っていたVRMMOのヘッドギアをネットショップのカートに入れて決済した。


 今回は二徹くらいで済ませたいと思いながら、そのまま持ち帰った仕事を片付け始めた。




 電車は止まらずに済んだものの、嵐でびしょびしょに濡れて気持ち悪いスーツから直ぐに着替えた。


「あぁ……今日も疲れた。ふっふっふ。ついに届いちゃったな~。そうだよ。ポチッたんだよな~」


 宅配ボックスに届いていたVRMMOのヘッドギアが入っている箱を見つめながら、先日の衝動買いを思い出した。結局あの時は三徹の手前までかかることになった。


 今日も持って帰ってきた仕事をしなきゃいけないが、明日は久しぶりの休みだ。ネットの情報ではチュートリアルは一時間程と書いてあった。


「買っちゃったからにはやりたくなるのが人の(さが)だよなー」


 チュートリアルだけ。

 チュートリアルだけ。


 チュートリアルだけやったら直ぐにログアウトしようと、パソコン経由でLANケーブルを挿してネット接続したヘッドギアを(かぶ)りベッドに横になった。


読んでいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

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