序章 壱
「よっし!これでこの称号は俺だけの……クックックッ」
やぁ、俺は涼宮時雨、現役の高校生だ。時雨は数台のパソコンでゲームをしながら気味悪く笑っていた。何故かと言うと今しているゲームに関係がある。このゲームは三年前に発売された【National war of war】というオンラインゲームで自分だけの国家を作り、同盟を組んだりして国家同士で戦うというぶっちゃけ戦争ゲームである。
━━話がそれた。まぁ、何でかって言うと時雨は発売当初に初めて以来世界ランク一位を今まで、約三年間維持し続けた。それにより実績から最強の称号であり、世界ランクを三年間維持し続けられた初めての1人に渡される称号〔天皇〕を自分が得たからである。それから時雨はテレビをつけた。すると【National war of war】についての話題の番組がやっていた。
『国家対戦ゲーム【National war of war】で〔天皇〕の称号がついに最強の物になりましたね』
『最初は確か人の国の象徴の称号を簡単に使わせられるか!とか左翼が騒ぎ立てて世界ランク一位維持を一年間から三年間維持という規定に変えたんですよね?』
『ええ、それでも三年間も維持し続けた猛者が居たってのが驚きですよ』
『そうですね。しかも世界ランク一位保持者の国名が大日本帝国と言いましたよね』
『はい、世界最強の国家が大日本帝国というのは嬉しかったですね。次のニュースです』
この話題が終わり、時計を見ると時刻は既に午前7時半を回っており。それを見た瞬間時雨は急いで着替え、家を飛び出して学校に走っていった。