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赤い花弁が今日も舞う

作者: 皇ましゅ

今回もなんか似てる作品です

腕を切りつけてみる。



1回、

2回、

3回。



痛い。コレをやっているときは全て忘れられる。

全部。全部。


1回、

アイツに彼女が出来た。

別にすきじゃないと思ってたけど、めっちゃ悔しい。私だと思ってたのになんで、なんでなんだよ。なんか、ヤダ。


2回、

親がめちゃくちゃウザい。

こっちだってストレス溜まってんのに自分のストレス押し付けてさ、勝手に夢見ないで。


3回。

親友が別のヤツにとられた。まじでもうなんかもう。親友って言葉は信じちゃいけない。全部、嘘。こんなにおしゃれだって頑張っているし、喋る時も人の事考えてる。人の為に生きてるみたい。


痛い。

何を考えていたっけ。

ほらもう何も覚えてない。

4回目はもう何も無いな。

どうしようかな。





4回。





ワタシから赤い花弁が舞った。

何を、考えていたっけ?


痛い、痛い、痛い。

タノシイ。





今日もまた、赤い花弁が舞う。

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