オトナ、卒業!
オトナ、卒業!
Ⅰ
ヘイボンなんてクソくらえ
と思っていた
どこにおいてきたの 烈しいジブン
あたしはイビツを 矯正しない
エプロン脱いで 紅をひけ午後
Ⅱ
灰になるのをおそれて
この魂が燃やせるか
わたしはカジョウ
わたしはイビツ
永遠のムジュン
誇らしきトゲトゲ
過去も傷も
紅蓮の嵐で灼き尽くせ
オンナ四十
オトナ、卒業!
Ⅲ
ボロボロになることなんて
ちっとも怖くない
毒と針
あたしは凶器
陶酔と解放
究極の法悦
大人になんて
一生なってやるもんか
アタシのホンシツ
うるわしきケダモノ
エプロン脱いで
紅をひけ 午後
Ⅳ
取り戻せ 野望
取り戻せ 青く尖った自分
取り戻せ 闇
取り戻せ 傷
取り戻せ 血
取り戻せ 鼓動
取り戻せ 熱
取り戻せ 命
取り戻せ 魂
取り戻せ
愛
Ⅴ ライオンの夢
バリバリと齧りたい
ハイエナのように
ライオンのように
無垢な食欲で
常識を 良識を
バラバラにして
コナゴナにして
バリンバリンと飲みこんでやる
解き放て 野性
恐れるな 破壊
孤独 貧乏 病 死
いくらだってかかって来い
おれは決して恐れないぞ
みんな丸ごと飲み込んでやる
そいつら皆 エサにして
消化して
誰も見たことないような
見事なウンコを放ってやる
青いサバンナに
太陽のように輝く
金のウンコ
でかく
やわらかく
ほかほかだ
きっといつか
そこから
あたらしい草が芽吹くだろう
かれんな花が咲くだろう
そんな歌をドカンと
この世に
落としてやるんだ
そんな言葉を 爆弾のように
枯れた草原に
ぶちかましてやりたいんだ