紹介と招待
⚠️今回は今までの人物紹介+第2章のプロローグとなっています、第1章を読んでいない方はネタバレも含んでおりますので注意してください。
・レオ 「柊 怜緒」
現実世界ではコンビニでアルバイトをしているただの冴えない男子高校生である。同じような毎日に飽きていたところいつの間にか異世界に召喚された、いきなりの異世界召喚に驚きつつも、持ち前の適応能力で異世界に順応していく、愛剣のクラウフィングを携えて、我が儘な魔王候補者に振り回される主人公
・シャル・クエネ
魔王候補者の一人で、キラ・ルンテス・クエネと言う父親と魔族の母親の間に生まれた人間と魔族のハーフ魔王になる手助けをしてもらうためにレオを異世界に召喚した張本人である
阿呆だが多種多様の魔法を使うことが出来る。
レオ曰く''謎の愛嬌のある阿呆''
・ドラン
シャル・クエネを物凄く慕っている龍人の剣士
剣の腕前は1流でレオに剣術を教える師匠となる、顔に負った切り傷は昔、人間につけられたものらしい
レオ曰く''頼りになる師匠''
・ミラ
魔王候補者の一人
補助魔法に長けておりシャル・クエネを助ける際には協力をした。常にローブを羽織っていたが現在はピンク色の猫に変身してクエネの城に居座っている
レオ曰く''謎の多い人物''
・ヴィル 「アモン」
見た目は屈強な老人だったが本当はアモンと言われている悪魔、昔ベリアルを葬ったキラ・ルンテス・クエネに復讐をしようとしていたが死んでいたため、キラの救ったキルンの街を滅ぼそうと考える
レオ曰く''悪魔みたいな人''
・ゴブ爺
筋骨隆々なゴブリンの王様
せっかちな性格で他人の話をあまり聞かない、シャル・クエネの部下の一人
レオ曰く''嵐のような爺さん''
・エル
長く尖った耳が特徴的な森精霊のお姉さん、昔はある魔族に仕えていたがその者に頼まれて現在はシャル・クエネに仕えている。のんびりした口調にそぐわず風の魔法が得意
レオ曰く''意外とまともな人''
・キラ・ルンテス・クエネ
シャル・クエネの父親であり、昔、名も無き街を救った英雄とされている。
・ギロ
先代魔王であり戦闘の実力は今までの魔王の中でもトップクラス、魔王軍と勇者軍の戦争の際に味方に裏切られ闇に葬られる。
◇
「失礼致します」
クエネを救ってから数日たったある日、ある男が城に尋ねてきた
「何のようですか?」
レオは城の入口である男と対峙していた、男は身なりは整っておらず髪はぼさぼさでどこか怪しい
「シャル・クエネ様にメリレ様主催のパーティに参加していただきたく参上致しました」
―――パーティだと?
「そのメリレってのは誰なんだ?」
「それは来ていただければわかります故...」
「分かった、とりあえずクエネに伝えておくよ」
俺はそう言って男からパーティの招待状を受け取った
「では、失礼致します」
そういうと男は城から去っていった
―――いったい誰なんだ?
「メリレ...どこかで聞いたことあるような名前...」
いつから居たのだろう、足元にいるピンク色の猫が語りかけてきた。
「いたのか、ミラ」
「行くの...?パーティ...」
「それはクエネに聞いてからじゃなければ何とも言えないな」
「もし行くなら...私も行きたい...」
珍しくミラが積極的だ、俺は招待状を勝手に開け中身を見た
「なになに?パーティ会場は...ここって怪奇の森じゃないのか?」
俺はそう言ってミラに招待状に同封されていた地図を見せる
「そうだね...西の街バルンから...少し歩いたところにあるよ...」
「西の街バルンか...」
正直に言ってバルンはあまり良いイメージはない、噂によると盗人などが沢山いて、治安が悪いらしい
「とりあえずクエネに見せてきたら...?」
「そ、そうだな」
地図を封筒に戻し、俺はクエネの自室へ向かった
────これが面倒事を巻き起こすきっかけになるとはつゆ知らずに...
第2章の幕開けです!
メリレという謎の人物から届いた招待状、これからどうなるのか!?楽しみにして頂けたら幸いです。次話もなるべく早く投稿できるよう頑張ります。