こころ、なみだ
これは、私がとある方に返した返事をまとめ、改変したものであり、また、私自身に向けて紡いだ言葉であります。
よって、無責任やもしれません。
それでも、少し、心の支えになることができれば幸いです。
知ってのとおり、人は、多くの仮面を持っています。
日を暮らすために、場所、場面で、その仮面たちをつけかえます。
そして、そうやって暮らすうちに、仮面がどんどん、どんどん分厚くなって行き、自分が誰かわからなくなることもあるでしょう。
場面場面で人を変えて、本当の感情がわからなくなってしまうこともあるでしょう。
日に日に不安になって行ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、少し一息つきましょう。
仮面とは何か。
それを考えてみましょう。
仮面とは元来、自己防衛手段です。
降り注ぐ弾丸をかわし、生きていくためにあるものなのです。
しかし、それが辛くなるのもわかります。
そんな時は、広い空を仰ぎ見て、共に涙を流しましょう。
感情を取り戻せ、なんて言いません。
自分を探せ、なんて言いません。
仮面を捨てろ、なんて言いません。
ただ、静かに涙を流しましょう。
涙は、心を浄化してくれます。
流すことによって、心は少し軽くなります。
すべてが不安でたまらなくなって、壊れそうになったとき、メッセージを残しましょう。
苦しいこと、悲しいこと、不安だと思うことごとを、すべて、すべて吐き出しましょう。
胸のわだかまりが吐き出されれば、心がスッキリ軽くなります。
本当に不安になった時、からっぽの中から水が溢れてきます。
そして、その時にありがたい言葉を戴けば、感謝の涙へ変わります。