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第0話 フラグとは、

 

 

 

 女は確信を持っていた。全て上手くやったという、自信を。自分の輝きある未来はもう、目の前であると。


 女に相対していた男は眉間の皺を深くさせて、先ほどまでの女への甘やかな態度を一変させただ。



「____断る」



 男は素気ない態度で立ち去ってしまった。そんな男を引き止めることすらできないほどに、女は混乱の渦にいた。


 なぜ、なぜ、なぜ。


 女は今までの行動を振り返った。選択肢は完璧だったか。ちゃんとゲームの流れ通りだったか。何度も何度も思い返したのであった。


 そんな困惑の極みの女を観察している少女がいた。彼女の名前はテルマ・ヴァルブルク・シュティフター。逆ハーレムを築こうとしている女のフラグを悉くへし折ったバカップルの親友ポジションである。


 遠くから女を哀れみつつ、テルマは深く頷いた。



「フラグって____」




 ____叩き折るもの!



.

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