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はじまりの森。

同じ日々の中人は生きている。

毎日学校に行って、勉強して、遊んで・・・

そんな同じ日々の繰り返しに飽き飽きしていたときだった。

僕宛に一通の手紙が届く。


               貴方の願いをかなえます。


どういうことだろうか。

きっと誰かのいたずらに違いないと僕は思い気にもとめていなかった。

そしてまた。


同じ日々がはじまる___


はずだった。


「行ってきます、っと」

僕は急いで玄関の戸をあけた。

「よぉ」

なんだ。

このぬいぐるみは。


「驚いてるな?なかなか可愛い奴じゃないか」

夢かこれは。

ぬいぐるみがしゃべってる。

あぁわかった。これはあれだ録音機能でもついている高機能な人形だ。

そのままぬいぐるみを避けて家から出て行った。

「おいっ?!我を置いていくな?!!」

「五月蝿い狐の人形だな・・」

僕は振り返った。

確実に動いてる。

「迎えに来たぞ。千草ちぐさ

「なんでお前は僕の名前を知っているのか説明してもらおうか。そろそろ現実逃避もしたくなってきた」

そりゃそうだろ。

目の前にいるのは子狐の人形だぞ?

どう見ても話すことなんて・・・

「店主が五月蝿いんだ、我もいちいち来てやったのだありがたく思え。どうせ現代っ子、暇な日々に飽きているのであれば少し手伝いをしてはみぬか?そうだな今風にバイトって奴だ」

「そんな怪しいバイトがあるか!」

僕は怒鳴った。

でもさ。ほんの少し程度の興味はある。

「怪しくてもいいだろうに暇つぶしにはなるついて来い」

「強制的って奴かこれは」

僕はエナメルバックを背負い直し、狐の後を追った。


気がつけば森の中。


近くに森なんてあったっけかな・・?

そんなことを思いながら走り続けた。

次第に小さな家が見え始める。

「店主帰ったぞ。童を連れてきてやったからな?」

「ありがとー!!」

店主と呼ばれて出てきたのは小学生ほどの少女。

「お前が店主か・・?」

「初対面でお前って・・まぁいいや。アタシあんずっていうんだ。ここの店主」

「へぇ・・それで?ここは何してるところだよ」

僕は杏に尋ねた。

そして返ってきた答えは。

「運び屋。中々面白い仕事だよっ!もちろんバイトしにここへ来たんだろ?早速だけど・・」

「待て待てっ!だれもそんなこと・・・」

「あぁそうそう疎火そひも連れて行ってくれよ頼りになるからな・・」

勝手に話を進められるどころか話すら聞いてもらえないという

「ほらよっ!これを持っていってほしいんだ。行き先は疎火がわかるからついてけばいいさじゃぁヨロシクね!そうそう、お前これから行くところはちょっと変わってるかもしれないからな」

強制的に仕事を任されてしまった。

学校は・・・いいや。

いや・・まてよ。今の台詞・・・変わってる?

どういうことだ?

「我は疎火という。よろしくな童・・いや千草」

「よ・・ヨロシク・・」

いきなりの自己紹介に慌てて対応する。

なんだかイマイチ状況が分かっていないが。


どうやら厄介ごとに首を突っ込んだらしい。



森の中を駆ける。


薄暗く風は冷たい。


本当にここの森を抜けたところになにかあるのだろうか


走ってはしってハシッテ。

着いた先は____________


僕の知らない町だった。


それはこの世界の地図に載ってるかも分からない。

まるで童話世界のような町。

レンガ造りの家々は見ている僕の心を落ち着かせる。

僕はあたりをきょろきょろしていた。

「千草、平気か?」

平気だよ。

だって不安よりも僕の心は。


今から始まる冒険への期待でいっぱいなのだから。

否そんな簡単なものではないだろう。

ゲームのように命がいくつあるものでもない。

もしかすればごく普通で僕が生活しているようなところかもしれないのに何を勝手な想像を。


「盗賊だぁぁぁーーー!!!!」


どうやらそうでもないらしい。


第一僕の世界にこんな町に盗賊なんかきやしない。

やはりどうやらこれは、本当に


童話のような世界なのかもしれない。

はじめましてそよかぜというものです。

中学時代に書いていた作品をリメイクしようと思い今回投稿させていただきました。

初の作品なので正直不安です((汗

普段は別ジャンルの小説だったので・・緊張気味ですがどうか暖かい目で見守ってください!これからもよろしくお願いします!

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