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【番外編終了】前世で冤罪をかけられた令嬢は期待しない  作者: 福音希望
第三章 元悪役令嬢は幸せのために策謀を巡らす
63/73

3-17 元悪役令嬢は期待していなかったのに・・・

最終話です。


「というわけで、僕も本気で君を落とそうと思ったわけ」

「私、まだ落ちていませんよ。そもそも落ちるつもりもないですし」


 アレク様の言葉に私は反論する。

 行動原理は理解できたが、まだ私は落ちていない。

 そもそも好き嫌いではなく、冤罪を被せられる人生を避けたいだけなのだ。


「私が婚約者になることに反対する人が・・・・・・」

「大丈夫。今回の一件で、君が婚約者にふさわしいとみんなが思っているよ」

「そんな馬鹿な」

「本来は敵対派閥の令嬢まで教育したおかげだね」

「っ⁉」


 驚いた私はレイラ嬢の方に向いた。

 彼女は笑顔でこちらに手を振っていた。

 その横ではリリーがこちらを見ていた。

 哀れむような表情だった。

 まさか候補から逃れるための計画が自分の首を絞めているとは──


「というわけで、諦めてね」

「ひっ」


 落ち込む私をアレク様は抱き寄せた。

 彼の顔がものすごく間近にあった。

 周囲が一気に盛り上がる。


「今まで逃げられて焦らされていたから、もしかしたら優しくできないかも。覚悟していてね」

「っ⁉」


 とんでもないことを言われ、頭の中がグルグルになる。

 間近に好みの綺麗な顔もあり、考えもまとまらなくなった。

 私は意識を失ってしまった。

 

 その後、意識を取り戻したときには既に遅かった。

 王家とオラシオン公爵家の間で婚約の締結がされ、候補から本物の婚約者に格上げされてしまっていた。

 しかも、すでに国中に報告されており、私たちの結婚は祝福されていた。


 期待していなかったのに、どうしてこんなことに?







思いつきで書き始めたので、簡単に読めるように複雑になる前に終了しました。

今まではいろいろ複雑に書いていたので、ぐちゃぐちゃになって諦めることが多かったです。

というわけで、まずは区切りをつけるまで書くことを目標に書いてみました。

次も書いていこうと思っているので、またよろしくお願いします。

読んでいただき、ありがとうございました。


作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。

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