表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【番外編終了】前世で冤罪をかけられた令嬢は期待しない  作者: 福音希望
第三章 元悪役令嬢は幸せのために策謀を巡らす
51/73

3-5 元悪役令嬢は相変わらず慣れない


「やあ、ロータス嬢、デイジー嬢」


 私たちに一人の男性が話しかけてくる。

 アレク様である。

 相変わらず人目を引く美しい笑顔が眩しく、周囲の視線がさらに集まってくる。

 10年経っても、この顔には慣れない。


「ごきげんよう、アレク様」

「お、おはようございます、殿下」


 慣れたように挨拶する私と緊張した様子のデイジー。

 ここでも私と彼女は対極だった。


「デイジー嬢、僕たちは同級生なんだから、もっと親しげに読んでくれて良いんだよ」

「そ、そんなことできませんっ!」


 アレク様の言葉にデイジーは首を横に振る。

 たかが男爵令嬢が第一王子を名前呼びできるはずがない。

 彼女の反応はもっともである。


「わ、私はこれで・・・・・・」


 彼女は逃げるようにこの場を立ち去った。

 その姿はまったく令嬢らしくない。

 また注意しないといけない。


「人に慣れていない小動物みたいで可愛らしいね」

「ええ、そうですね」


 去って行くデイジーを見ながら、アレク様が笑顔を浮かべる。

 そんな彼の反応に私は内心喜ぶ。

 彼は近づく者より遠ざかる者に興味を抱くタイプである。

 これは良い傾向だろう。


「では、私はこれで・・・・・・」

「僕たちも教室に向かおうか。一緒の方向だしね」

「・・・・・・はい」


 立ち去ろうとしたが、先手を打たれた。

 流石に拒否するわけにはいかないので、仕方なく一緒に教室に向かった。







作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ