表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【番外編終了】前世で冤罪をかけられた令嬢は期待しない  作者: 福音希望
第二章 元悪役令嬢は冤罪の元凶に再会する
34/73

2-11 元悪役令嬢は義妹から文句を言われる


「お姉様、先ほどはなんですか?」


 リリーに詰め寄られる。

 挨拶も終わり、会場のどこに行こうか悩んでいると彼女に肩を掴まれる。

 逃げる前に捕まえられた。

 そのまま人のいない位置に連れて行かれる。


「何のこと?」

「なぜ、私のことを勧めたのですか?」


 流石にあからさまだったのだろう。

 怒られても仕方がないのかもしれない。


「せっかく王族と知り合いになれるんだから、仲良くなった方が良いでしょ?」

「だからといって、自分を下げる必要はないでしょう」


 彼女が怒っているのは、私が自分を卑下していることのようだ。

 どうにも彼女は私のことを過大評価しているようだ。


「別にいいじゃない」

「良くないです」


 笑う私にリリーは真剣な表情で否定する。

 なぜそこまでこだわるのだろうか?

 正直、私は自分がそこまで評価される人間ではないと思っている。

 前世であれだけ努力したのに、結局冤罪で投獄され、命を落としてしまう人生を送ったのだ。

 その程度の人間が人並みに評価されるわけがない。


「お姉様がそんな考えだったら・・・・・・」


 リリーの表情が変わる。

 目が据わり、笑みを浮かべているが、どこか怖さを感じる。

 何かまずい気がするのだが──


「あらあら、オラシオン公爵家の姉妹の仲が良いとは嘘だったのかしら?」


「ん?」

「はい?」


 突然声をかけられたので、そちらを振り向いた。

 そこにいたのは豪華絢爛なドレスを着た令嬢がいた。







作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ