06 引きこもりは徹夜がしたい (香織side)
なんとなく、香織sideが書きたくなったので...
気分によって載せたり載せなかったりします~
('ω')ノ
眠い!こんなに眠いなら徹夜するんじゃなかった~
ゲームに熱中してたせいで、気がついたらもう朝になっていた。
それに、朝ごはんを食べるのを忘れていたからお腹もすいている。
時計を見てみると、8時58分を指していた。
あ~、そろそろ良太が来る時間だ...
睡魔と空腹のダブルパンチでノックアウトされそうになっている体に無理をきかせて、髪型と服装はきちんと整える。
良太に見られてもいいような見た目にしなくちゃ!
何とか整え終わると、良太がやってきた。
「よっ、おはよう。」
「あ...良太...おはよう~」
今日もかっこいい、私の幼馴染がやってきた。
今日も良太と一緒にゲームやったりダベったりしたいが、私の睡魔が邪魔をしてくる。
「どうした?風邪か?」
「あ~ちょっと...イベント周回してたら~、いつのまにか徹夜してたからじゃな~い。」
良太が心配してきたから、私はあった出来事のそのまま話す。
「ほら、そんなに眠いなら、さっさと寝たらどうだ?」
「え~...でも...お腹すいてるし...」
こんなの、ただの言い訳だ。本当は、もっと良太と...
「ご飯...食べたい...」
「分かった、ちょっと待ってろ。」
そう言うと、良太は私の部屋の前に置いてある朝ごはんを持ってきてくれた。
お母さん...いつもありがとう...
「ほら、持ってきてやったぞ~」
「あり...がとう...」
私はお母さんが作ってくれたご飯を食べようとするが、意識がふわふわして全然食べられている気がしない。
「ほら、口を開けろよ~」
私を見るに見かねたのか、良太があーんをしてくれた。
やっぱり、私の幼馴染は優しいな~
そう思いながら、食べ終わった私はベッドに向かう。
良太が目の前にいるのにベッドに入るなんて、なんだか恥ずかしぃ~!
...ちょっと襲われないか期待...もとい警戒をしているが、私の幼馴染はそんなことはしないと確信している。
「...良太。」
「ん?」
いつも...
「ありがと...おやす...」
「ああ、お休み。」
そうして、私の意識はゆっくりと落ちていくのだった...
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。