表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/38

02 引きこもり達はゲームがしたい(後編)

前後編に分ける必要あった...かな?←Answer:ない


「ほっ!」

「おりゃ~!」


 俺たちは、おすそ分けプレイでゲームを楽しんでいた。


 時刻は13時30を過ぎている。


 あれ?何か忘れてるような?

 何だっけ...


「あ!」

「どうしたの?急に大きな声なんて出しちゃって?」


 思い出した!俺たちはメンテナンス延長の暇をつぶすためにこっち(Swiich)のゲームよやってるんだった!

 かなり熱中してたから、すっかり忘れていた。


「そういえば、俺たちは暇をつぶすためにこっちをやってるんだったな~って。」

「あ~!そういえば!もうイベント始まっちゃってるじゃん!」


 香織の方もすっかりと忘れていたようだ。

 俺たちは急いでパソコンを立ち上げ、ゲームを起動する。


 既にメンテナンスは終了しており、新しいイベントが追加されていた。


「よし、それじゃあ新イベントに行くか。」

「ちょっと待った!まだ、ネコちゃんのガチャ引いてない!」


 ああ、イベント開始と同時にピックアップで来ていたガチャか。

 今回のイベントに合わせて、ネコちゃんのピックアップだったらしい。


「この時のために、最近ガチャを引かずに石を集めてたんだから!」

「...爆死しないといいな~」


「それ、フラグじゃん!?勝手にフラグ立てないでよ~!」


 いや、フラグ立てたのお前が先だろ。


 そういいながら、ガチャ画面へ移動し、ガチャへ石を投入していく...



  数分後...



「あぁ~~!」


 落ち込んでいる香織の姿があった。


「なんで出ないのよ~~!」


 フラグ回収乙。


「ほら、しょうがないだろ?」

「いいじゃん良太は!一発で出たんだから!」


 俺はあまり石をためていなかったため単発で引いたのだが、一発目で出てきてしまった。


「くぅ~...こうなったら、今月のお小遣い全部投資してでも...」

「やめなさい。」


 ピシッと香織の頭にチョップをする。


「っく!しょうがない、今回のイベントを回ってまた引かなきゃ!」


 そういって、俺たちはイベントの方へ移動した。

 そこには、今回の主役であるネコちゃんを使用しているプレイヤーがたくさん集まっていた。


 ネコちゃんは見た目がかわいいうえ、少し天然が入っていて、このゲームで一番人気のキャラだ。


「いや~やっぱり、かわいいよね~!」

「そうだな~かわいいな。」


 と適当に俺が返事を返すと、急に香織の機嫌が悪くなった。


「む、胸なら買ってるし!」

「何張り合ってんだよ...」


 ネコちゃんの方もまあまああるが、香織の方はもっとあるからな...


「ほら!私の方が絶対に勝ってる!」

「わ~!!胸をそらすな!」


 大きめのパーカを羽織ってるからって、そんなにそらすんじゃねぇよ!


「ほ、ほら、イベントやるんだろ!」

「...もう!...」


 何とか、香織の気をおさめ、俺たちはいつも通り一緒にゲームをするのだった。




「...私には、かわいいって言ってくれたことないのに...」


この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ