第17話 突然の襲撃
翌日、全知者が住む都市への侵入を計画していた。
「フレミアが幹部になる時は実際に戦ったみたいだが、俺達は皆で攻めるから怪しまれる。フレミアもいるしな」
「じゃあ見つからないように入るのね?」
カレンは面倒くさがりだが今回はしっかりしている。
何せ、母を助ける為に俺といるのだ。
「そうだ。フレミア、全知者は都市でも服装は変わらないのか?」
全知者は聖職者のような服装をしている。もし変わらない服装なら都市に侵入したとしてもすぐバレるだろう。
「いや、あたし達と変わらないね。ただ、装備着てたら目立つぞ」
「全知者は装備を着ないのか?」
まぁ、装備している所を見た事はないのだが。
「戦う事を考えてない感じだ。平和に暮らしてるぞー。あたし達と違ってな」
フレミアに少し苛立ちがあるのが分かる。
今度、過去に何があったか聞いてみよう。
「この俺、田中晃からの助言だ。俺の日本がちょっと近未来化した感じだぞ。全知者の住処」
「晃、助言になってないぞ……日本がわからん」
「あっ、そうだった。すまん恵人」
晃は先を知っているのは良いが、言葉の意味が分からない時もあるからちょっと困る。
俺から日本という場所に行けないものか……。
「あとはいつ行くかですね……僕は早い方がいいと思いますが」
「俺もそう思う。早い方が犠牲者も少なくなるからな」
遅くても一週間後には都市に入らなければ。
「計画立てたし、ご飯を食べましょう!」
朝早くから計画を立てていたから流石に腹が減ったのだろう。俺も腹が空いてきた。
「あたしが作ってやるよ、料理は結構得意なんだ」
「あら!それは期待できそうね!」
そんな平和そうな一日の始まりにはならなかった。何かの気配が感じた。それも数が多い。
「ご飯は後にしてください。全知者が来ます!」
その瞬間外から爆発音が聞こえた。
いかがでしたか?
仲間集めが終わり、本題に入る感じの所です。
まだ長くなりそうですこの作品。
誤字、脱字やアドバイス等ありましたら言ってください!
それでは皆様が楽しめる作品を目指して頑張ります!