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BLM問題の顛末について

作者: ふりがな


正義おじさんと正義おばさんが発狂し続ける日本国内でさえ触れたら危ない話題のBLM問題について、今回は書いていこうと思います。


BLM問題の根底には、アメリカの度を越える格差問題がありますが、わたくしことふりがなの着目した点は、今や白人警官に及んでいる負の連鎖反応です。

ついにアメリカの住人達の一部は白人警官に報復を始めました。


この負の連鎖については、一度考察した事があります。

人類史の治安維持において、負の連鎖の転換点となるのは冤罪で、冤罪は特異点になるという考察です。


発砲された白人警官は、果たしてBLMの関係者なのか?

BLMの関係者であるのなら、加害者なの被害者なのか?

そして、どちらの陣営に属しているのか?


かつて私の書いた死刑の是非についての話で、冤罪は負の連鎖における特異点となり、冤罪を一度リセットするために死刑は利用されてきたのだという旨を示しました。

彼ら発砲された白人警官の立場を明確に示すワードは、そう、冤罪被害者です。

元の死に至った黒人男性も、応報刑の観点から冤罪部分がありました。

まさに、冤罪事件はアメリカの治安維持の特異点となったのです。


冤罪が負の連鎖の特異点となる理由は非常に簡単です。

冤罪の発生では発生していない犯罪に比較して、単純に被害者が2倍以上に増え、元の事件の被害者かその関係者、もしくは司法関係者が新たな加害者となり、冤罪の発生してない犯罪と比較して、加害者も増えるというものです。

一番厄介なのが、被害者かつ加害者が現れたケースです。

彼らは自身や身内が被害者であり続ける限り、加害者である事を時に容認します。


爆発的な報復の連鎖には、冤罪被害者と加害者の増える冤罪が関わっている。

故に治安維持において、冤罪問題の解決は大前提なのである。

なお、冤罪問題の解決に手段は問わない物とする、という考察です。


元の事件と関係のない冤罪被害者の数が拡大していくにつれ、負の連鎖は始まって、報復は拡大していきます。


例えば、同問題では日本国内の某SNSでさえ、割り切った考えで見れば正しい意見も、それは不謹慎なのだと叩かれています。

残念ながら、それらの日本国内の正義カツドーは、BLM問題で起こった関連事を全て一つの問題なのだと、広く取り過ぎた事による白人警官への銃撃と大きく変わりはありません。

物事を深く考えずに、割り切らないまま全てを一つとしてみて、関係者のない人を加害者だと決め込み発砲する。

もしくは口撃する。


それらの行動は、冤罪被害者と加害者を増やしているのです。


アメリカも日本も意識は大して変わらない、変わっているのは、当事者かどうか、そして銃社会であるか否かという意識外の条件だけなのです。


日本国内では未だ物理的被害がないので報復は起きていませんが、意識における冤罪被害者の拡大は既に起きていて、それが物理的被害への呼び水となれば、負の連鎖はやがて始まってしまうでしょう。

過剰反応で気付かない内に、あなたは加害者になっていませんか、という話になります。

物事を細かく割り切れないままに、冤罪被害者を発生させ続ける事の意味を一度問わなくてはなりません。


同問題では、どこでどう物事を断ち切るのか、リセットするのか、という観点が必要になるでしょう。


このまま何も割り切らずに、BLMで起こる事全てを丸めて一つに考えるなら、そのリセットはより大きな物になるだろうと、私ことふりがなは警告します。

大きなリセットの代償は誰が支払うのでしょうか?


問題が大きいなら、まずはリセットしても問題にならない大きさまで、切り分けててしまえば良いのです。

細かく分けよ。

分けたなら深く考えよ。

混ぜるな危険。


問題を細かく切り分けるという点でも、意識上の冤罪被害者の発生と、新たな加害者の発生という観点は重要です。

刑法に引っかからない意識上とは言え、誰しもが明確な加害者にはなりたくないのですから。


様々な論点を勝手に増やして、BLM問題を大きく一つにまとめない、まとめさせない。

BLM問題を大きく一つにまとめて正義カツドーを行う人に、自身を新たな加害者と自覚させる。

冤罪被害者が出たら新たな加害者の発生と共に、冤罪事件として報道する。


こういった物が、同問題の解決には必要になってくるでしょう。


私は同問題では、メディアが様々な事をない交ぜにして、ますます混乱を深めているように思います。


故に一つのBLM問題とはそもそもが幻想でなのであり、全く別の事件、全く別の問題の集合なのであると断じます。

今、人々は、多くの問題を一つにまとめ、むしろ積極的に加害者になりたいのかもしれませんが。

その背景にあるのが各国の格差問題であるのなら、それは罪深い物です。


私はBLMの国内世論への飛び火も、その原因を全く同じ物と見ております。


正義カツドーをする時には、様々な論点を混ぜ込まない。

混ぜ込みたい感情の根底にある根拠は、ただ自分が何かに怒りたいだけなのだと自覚する。

怒りの根拠は何のかと自覚して、その怒りの原因を他の問題とは隔離する。

始まってしまった負の連鎖を発見したら、意識の転換が必要になります。

その転換に必要なのは、結局の所、どんな時でも冤罪だけは、きちんと分けないとならないという観点なのです。


残念ながら多くの人は、論点の隔離や、問題の棚上げという、感情から切り離した問題の解決方法が苦手です。

しかし、自身が加害者となっているという自覚は得意だと思うのです。


故にBLMにより波及している、他の問題の転換は、本来さして難しい物ではありません。


必要とされているのは、意識の転換なのです。




同問題の日本国内での類似例と言えば、コロナでの東京差別や、発病者差別があります。

人は自身が被害者になりそうな時には、加害者になることを容認する。

それが冤罪だったら?


テレビでそんな観点を見た事はありませんよね。

問題とされているのは、ただただ民度という物らしいです。


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