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黒き伝説となり隠された異世界の勇者達の冒険記〜☆旧異世界勇者・外伝☆  作者: みけ猫 ミイミ
第2章〜冒険の始まり

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伝説‥67話〜求愛

ミクが街の入り口付近で休んでいるとリベルドが話し掛けてきた。

 ここはトパーズの街。ミクはジルベイムの屋敷を出て街の入り口付近で少し休んでいた。


 すると二十代後半ぐらいの男性がミクに近付き話し掛けてきた。


「……な、なんて可愛いんだ!それに、もしかしてその服は君の手作りなのか?」


 そう言い目を輝かせながらミクをみた。


「あ〜えっと……。」


(……この人誰なのら?それにこの場合、流石に手作りって言った方がいいよね。リスティアさんが、この世界には着ぐるみがないって言ってたのら。)


「……うん、私が作ったのら。それで、貴方は誰なのら?」


 そう言うと、その男性はミクの着ぐるみを触りながら、


「なるほど。これはなかなかに良く出来ている。あっ!すまない。俺はリベルド・エルメ。」


(ん?リベルドって確か……あっ!そうなのら。アイネって人が言ってた人なのら。でも、何で話し掛けてきたのら?)


「あ、ありがとうなのら。私はミクなのら。」


「ん〜、なるほど。名前も見た目も話し方も可愛い!それに、手先が器用ときてる。まさに俺好みの女だ!」


「は、はい?あのぉ……。」


「あっ、すまない。実は君を見かけ気になって声をかけたんだが。いや、まさに一目惚れだ!俺と付き合ってくれないか?」


「あっ、えっと……ごめんなのら。私は仲間と旅してるからお付き合いは出来ないのら。」


「ミク。まさか仲間って……君の彼氏なのか?」


「それは違うのら。」


「なら何故、俺と付き合えない?」


「えぇっとねぇ。」


(うわぁ〜、ど、どうしようなのら。何て答えたらいいのか分からないのら。)


「ん〜、まさか。人に言えない様な訳ありの旅なのか?」


「そ、それは……。」


「そっか。ならそれ以上追求はしない。だが、俺は諦めないからな!」


「そ、そうなのらねぇ。あははははぁ……。」


「それはそうと。ミクは仲間と旅をしてるって言ってたが2人旅なのか?」


「ん?違うのら。5人で旅をしてるのら。」


「ミク入れて5人か……その仲間って強いのか?」


「うん、強いのら。」


「なるほど。なぁミク、頼みがある。その仲間達と話がしたいんだが可能か?」


「どうだろう……聞いてみないと分からないのら。」


「そっか。じゃミク、その仲間達に俺と会ってくれるかどうか聞いてもらえないか?」


「ん?どうして私の仲間と会いたいのら?」


「ああ、そうだった。訳を話さないとな。実はな……。」


 リベルドはミクにその訳を話した。


「ふぅ〜ん。そうなのらね。それで、私の仲間達にその偉い人の屋敷の警備を頼みたいって事かぁ。」


「ああ、どうかな?それに、1日10万ジエムと三食昼寝付きの報酬なんだが。」


「ん〜、かなりいい報酬なのら。でも、どうかな?聞くだけは聞いてみるけど……。会ってくれるか分からないのら。」


「ああ、そうだな。じゃ、こうしないか。ミクの仲間が会ってくれる時は一緒にここに来て欲しい。会ってくれない場合でも返事が聞きたいから、ミクだけでもここに来て欲しい。」


「ん〜……うん、分かったのら。じゃ、仲間にその事伝えてくるのら。」


「ああ、待ってる。それに、ミクと明日も会える何て嬉しいよ。」


 そう言うとリベルドはミクにラブな視線を送った。


 ミクは慌てて目を逸らし面倒くさくなる前に、その場を立ち去り宿屋に向かった。


 そしてリベルドは、ミクが見えなくなるのを確認すると、その場を離れアジトへと向かった。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

ミクにも接近……いや接近と言うかまぁいいか。

では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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