表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き伝説となり隠された異世界の勇者達の冒険記〜☆旧異世界勇者・外伝☆  作者: みけ猫 ミイミ
第1章〜伝説が動き出した

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/78

伝説‥35話〜未知の技…⁉︎

ギュミルが放った魔法を纏った弾丸がクロノアに直撃しそうになり…

 ここは魔導師学園のリュウキの部屋の外…。


 リュウキとクロノアはクロムとギュミルの出方を伺っていた。


(さて…どうする……トリックスターのスキルを使うにしても……クロムって奴なら槍で来るだろうが……もし…ギュミルって奴が俺を襲って来たら……確か魔弾銃を二丁持ってたな…んー…そうなると……あー…頭が混乱して来た……はぁ…ゲーム以外で何でこんなに頭使わなきゃいけないんだよ……これは…ゲームじゃねぇし……あー…面倒くさい……仕方ない…アレをやるか……これ以上考えると頭がショートしかねないしな……。)


(はぁ…何でこうなったわけ?……私達が何をしたって言うのよ……訳が分からない……かと言って…このままやられるのも嫌だし……何とか切り抜ける方法があれば良いんだけどね…。)


 リュウキとクロノアがそう考えているとギュミルはクロノア目掛け、右手の魔弾銃から、


 《ファイア ショット‼︎》


 と言うと炎を纏った弾丸が放たれ、左手の魔弾銃から、


 《ウォーター ショット‼︎》


 と言うと水を纏った弾丸が放たれ、その炎と水を纏った弾丸は螺旋を描くように交差しながらクロノアに向かって来ていた。


(炎と水って…熱湯じゃない⁉︎…熱いお湯って嫌いなんだけど…。)


 クロノアはそう思いながら、


 《ロック オブ ショット‼︎》


 と呪文を唱えると複数の岩が現れその炎と水を纏った弾丸目掛け放たれた。


 炎と水を纏った弾丸は複数の岩に当たり破壊された。


 しかし炎と水を纏った弾丸を放った直後…ギュミルは右の魔弾銃から、


 《ライジング ショット‼︎》


 と言い電気を纏った弾丸を放ち、左の魔弾銃から、


 《ウォーター ショット‼︎》


 と言うと水を纏った弾丸が放たれ、その電気と水を纏った弾丸は螺旋を描くように交差しながらクロノアの直ぐそばまで来ていた。


「ちょっと…これじゃ…回避が間に合わない⁉︎」


 だが…その光景をリュウキはクロムが自分の方に向かって来る間に見ていた。


 クロムはリュウキを見て何かをしようとしている事が分かり慌てて槍を投げた。


 それを見たリュウキは、


 《トリック チェンジ‼︎》


 と言うとリュウキ目掛けクロムが投げ放った槍とクロノアに当たる筈だったその電気と水を纏った弾丸が入れ替わり、クロムの目の前まで来ていて、


「…おい⁉︎…これは…どうなってるんだ‼︎」


 クロムは叫びながら回避し避けるが、その電気と水を纏った弾丸は左頬をかすめた。


「ふぅ…クロノア…危なかったな……俺がこの職マスターしてなかったら死んでたかもな…。」


 そう言いながらリュウキはクロノアを見た。


「リュウキ…あ、ありがとう……でも…もっと早く対処できなかったのかな?…ギリギリで槍が私の所で刺さりそうになってスレスレで落ちたんだけど?」


「あー…でも刺さらなかっただろう?…なら…イーブンという事で……。」


「あのね…リュウキ……はぁ…まぁいいか……。」


 そう話しているとクロムとギュミルはリュウキを睨み付けた。


「リュウキだったか……やはり…お前を先に倒した方が良さそうだな……その前にだ……先程から気になってたんだが…何故部屋を出ようとしないのだ?」


「さあな…ただ…俺の勘がこの部屋から出ない方が良いと言っているんでな…。」


(リュウキ……いや…それは絶対にない……てか…今度は何をしようとしてるの?)


「クロム……そいつを、どうにかそこから動かさないと……そこで暴れては建物に被害が及ぶ…。」


「ああ…分かってる……だが…コイツ…何を考えているのか…この部屋から出る気配はないし1歩も動こうとしない……不気味で手が出せん……。」


「さあ…どうしたんだ?…かかって来ないのか?」


 そう言いながらリュウキは不敵な笑みを浮かべた後、クロムを睨み付けたのだった…。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

さて…リュウキは何を考えているのでしょうか?

では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ