表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き伝説となり隠された異世界の勇者達の冒険記〜☆旧異世界勇者・外伝☆  作者: みけ猫 ミイミ
第1章〜伝説が動き出した

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/78

伝説‥17話〜…勝者はどっち⁉︎

クレイはシュウだけ起きないので不思議に思い…

…そして…ジャンケンをする事に…

 ここはアクアメノスの宿屋…。


 クレイは寝ているシュウ達を起こした。


 だが、グラディスとダルナドは起きたのだが、シュウだけは何故か起きない。


「んー…シュウ…何で起きへんねん?」


「確かに…おかしいわね…どうしたのかしら?」


 そう言うとクレイはシュウを覗き込むように見た。


(…クソォ…何か…スゲー…起きるタイミング逃した気がしなくもないんだが…今更どうしたもんか…美味しいところ…完全にクレイとマリリンに持ってかれちまったしな…。)


 そう思っているとシュウを見ていたクレイが何かに気づいた。


 そして、シュウに聞こえないようにマリリン達に何かを言うと、


「そやなぁ…そろそろ…下行って…飯でも食うてこよかぁ…。」


「そうねぇ…流石に動いたから…お腹も空いたし…それに、この女もこれだけ頑丈に拘束しているんだから逃げないでしょ…。」


 そう言いながらクレイ達は部屋を出て行った。


 シュウはそれを確認すると、


(ふぅ…行ったみたいだな…さてと…起きるか…。)


 シュウはそう思いながら目を開け起き上がろうとした。


 すると、クレイが何故かシュウの目の前に座りニヤニヤしながら見ていた。


 クレイは、武道家のスキルを使い気配を消していたのだ。


「シュウ…なんや~やっと起きたんかいな…っていうか…お前…ずっと狸寝入りしとったやろ…。」


「ははは…実はな…本当はタイミングを見てたんだが…お前達が来て…俺の出番はなくなるし起きるタイミングも逃した…。」


 そう言うとクレイは溜息をついて、


「はぁ…ええカッコしたいんは分かるけど…いまだかつて…おのれが、ちゃんとタイミング合わせれた事がいっぺんでもあると思てんのか?」


「んー…確かに、そう言われると…無いかもな…まあ…それはそうと…この女、どうする?」


「お前なぁ…はぁ…まあ、ええわ…確かに、この女をどないするか…俺は交代で見張っとった方がええと思うんやけど…シュウはどない思うねん?」


「そうだなぁ…確かに、その方が良いとは思うが…ここにいるのは…俺とクレイのみ…って、事は…。」


「そういう事やな…見張りか飯か?…さて、どうやって決めよか?」


 そう言われシュウは少し考えた後、


「やっぱ…どう考えても…決めるって言ったら…ジャンケンしかないだろう…。」


「確かに…それしかあらへんな…。」


 そう言うと2人はジャンケンで決める事にした。


「「……ジャンケン…ポン⁉︎」」


 2人が同時にそう言った。


 そして、クレイはチョキをだしシュウはパーを出した。


「ク、クソォっ…負けたあぁぁー…。」


「ほな…シュウ…留守は頼んだで…。」


 そう言うとクレイは、ニヤニヤしながらマリリン達を追い下の食堂に向かった。


(ククク…相変わらずやなぁ…ジャンケンの時必ず最初にシュウは無意識にパー出しよるからなぁ…。)


 そう思いながら階段を降りていった。


 シュウは何故クレイにジャンケンで勝てないのかをしばらく緑のローブの女を見張りながら考えていた…。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

こっちも、狸寝入りって…んー…

では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ