第四話 〜ローション村でヌルヌル〜
ローション村はなかなか活気が溢れていた。俺は周りの人達や建物を眺めながら歩いた。特に変わった建物もない。
あまり、地球と変わらんなー。
「着いたわよ」
姫はワクワクしているようだ。
「さっそく行きましょう!」
ぽこち〇も興奮している。
勿論俺も興奮していた。なんてったってスキルだからな!これが地球との違いだよな。どんなスキルが覚えられるのだろう。
施設に入ると大勢の人がいた。
歓声やら、悲鳴やら色々な声が上がっている。
スキルは自分で選べないのか?などと思っていると女の案内人が俺達に話しかけてきた。
「いらっしゃいませ。本日はなにを
言い終わる前に失礼なぽこち〇は
「スキルを覚えに来たぜ!」と早口で言った。
こいつが我がち〇ぽこだと思うと哀しい。
「そうですか。それならこちらへどうぞ」
案内された場所に行くと何やらシャワールームみたいな所に着いた。
「お一人づつどうぞ」と案内人が笑顔で言った。
すると、ララが案内人に質問をした。
「男用と女用って分かれてないの?濡れた姿を見せるのは少し恥ずかしいんですけど」
「はい。男女共通ですね。しかし、五分もしたら乾くのでそこまで気にすることはないかと」
「うーん、そうね。分かったわ。ありがとう」
俺とぽこち〇は勿論チンプンカンプンだ。
濡れる?乾く?どういうことだ?
俺達が首を傾げているとララは俺達に「先に入るわよ」と言って、シャワールームみたいな所へ入っていった。
すると、シャワールームが光り出した。
ブイーーン、ブイーーン。
怪しげな音がなっている。
ブシャーー!
今度は水が出るような音。何が起こっているんだ?
スキル判定S 〜チチフレイム〜
チチフレイムだと?
よく分からないままララを待っているとヌルヌルになったララが出てきた。
「やったわ!Sスキルよ!1番上位のスキルね!」
ララはヌルヌルのまま言った。
スキルなんかどうでもいい、それよりなんかエロいな。うん、エロい。特に胸がいいね。まるで、〇Vみたいな仕上がり。ヌルヌルのテカテカだ。
「今なにをしていたんですか?」
ぽこち〇がハァハァ言いながらララに聞く。そういう俺もハァハァ言っているが。
「スキルを覚えていたのよ。ローション村でスキルを覚えるにはこの装置で体全体にローションを浴びなくてはいけないわ。どんなローションが出るかは潜在能力によって決まるのよ。ま、どんなスキルを得られるかはお楽しみね」
成程。最高のシステムだ。ハァハァ。
「パイもソドムも鼻の下伸ばしちゃって。気持ち悪いわよ。だから、濡れた姿を見せたくなかったのよ。ほら、パイ、あなた先に入ってきちゃいなさい」
ララは赤面しながら俺を装置に押し込んだ。
さて、俺も遂にスキルを覚えられるのか。どんなスキルを覚えられるのだろう?
装置の中はほんとにただのシャワールームみたいだ。この、シャワーからローションが出てくるということだな。
あれこれ考えていると装置が光り出した。
ブイーーン、ブイーーン
この音がなったということはこの後ローションぶっかけってわけか。
ブシャーー!
カモン!ローション!
うん。ローションヌルヌルしてて気持ちいいね。癖になりそう。
さて、スキルはなんだ!?
スキル判定S 〜イマジンオッパイ〜
よっしゃ俺もS!
イマジンオッパイってなんだ?
なんか、エロそうな響きだ!。そして、Sスキルなのだから強力なのだろう。
気分よく装置を出るとララが驚いた表情で言った。
「パイ、あんたなかなかやるじゃない。ま、酷いネーミングセンスのスキルだけど」
それはララの名前とスキル名にも当てはまると思うんだが。
「さあ、ソドム。後はあなただけよ」
ララはそう言ってぽこち〇を装置に押し込んだ。
「任せて下さい!俺もSスキル覚えてきますよ!」
装置の中からぽこち〇が自信満々に言った。
さて、ぽこち〇はいかに。
装置光って、ブイーーンといって、ブシャーー!の流れかと思いきや
スキル取得済です。
あなたのスキルは 判定?〜ミライヨソウ〜
未来予想だって?
スキルって使ってみたいですよね。