俺の天使は彼女になります!
「………ごめん。もっかい言って?」
「だから、今日はアリスに告白するつもりでここに呼んだんだよ」
「え?誰が?」
「俺が」
「誰に?」
「アリスに」
「………何するかもっかい言って?」
「しつこいわ!」
この問答?に少年はついに、痺れを切らしたのか叫んだ。
「もう次は言わないからな?俺はアリスが好きだ!付き合ってくれ!」
「………はっ!
あのゆーくんが私に告白!?
私が告白しても抱き着いても布団に潜り込んでもスルーしてたゆーくんが!?
てっきり私ゆーくんに女としてみられてないのかと思ってたよ」
「そんなこと、一言も言ってねーよ。
てか俺ずっとアリスのこと好きだったし。」
本日2度目の停止である。
ボンッ!
真っ赤だった彼女の顔から煙が出てくる。
「ゆーくんが私のことをずっと好き?え?いつから?
どーゆこと!?えっ!?てことは両想い!?ついに結婚!?
キャー!式場はどこがいいかな?子どもは何人ほしいかな?
いやそれよりまず2人の愛の巣から…きゃんっ!?」
突然頭を軽く叩かれた少女はうらめしそうに少年を睨む
「待て待て待て!?早い!色々と展開が早すぎるぞ!?
それにまだ俺は返事もらってねぇからな!?」
「むっー。でもそうだね。ゆーくんは分かってると思うけどちゃんと答えなきゃね!」