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パラグラフ6
キミは助走をつけて水たまりの直前で踏み切り、大きくジャンプする。
ぐんと体を逸らせることで跳躍距離を伸ばし、地面が近付いてきては、逆に体をくの字にして、しっかりと両脚で着地した。
その跳躍は、見事なものだった。
絶妙のタイミングと体さばきで、キミは自身がイメージしていた通り、あるいはそれ以上に華麗に、水たまりの向こう岸へと着地することができたのである。
うまいこと障害を乗り越えたキミは、ゆるやかな上り坂へと変わった洞窟の通路を、先へと進んでゆく。
パラグラフ8へ。
なお、キミが鎖かたびらか背負い袋を放棄してきた場合、その旨を(数値に変化があるなら、それも含めて)冒険記録紙に記録しておくこと。