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パラグラフ2
キミは襲い掛かってきた二体のスケルトンを蹴散らすと、バラバラの骨になったそれを無造作に踏み折りつつ、洞窟をさらに先へと進んでゆく。
洞窟は途中から、ゆったりとした下り坂になる。
キミはその道を、しっかりとした足取りで歩いてゆく。
緩やかな下りの道をしばらく進むと、やがて通路の往く手を塞ぐように広がる、水たまりへと遭遇した。
その水たまりは通路いっぱいに広がっていて、水たまりの先には、今度はゆったりとしたのぼり坂が続いている。
つまり、坂と坂でできた窪みの位置に、水がたまっているわけだ。
水たまりの大きさは、助走をつけてうまいことジャンプすれば、どうにか跳び越えられるかどうかといった程度だ。
水の底を覗こうとしても、松明の炎が水面に反射して、よく見えない。
水たまりの深さも不明だ。
坂の勾配から予想するなら、キミの太ももより上が浸かることはなさそうだが……。
キミが水たまりをジャンプして渡ることに決めたなら、パラグラフ3へ。
水たまりを歩いて進むなら、パラグラフ4へ。
水たまりの水を飲んでみることにするなら、パラグラフ5へ。