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パラグラフ13
キミは分岐路で、左手側の斜め前方へと続く道を選び、歩を進める。
すると、しばらく歩いたところで、とある広間へと辿り着いた。
キミは左手の松明を掲げ、その炎の灯りで、広間の中を照らし出す。
その広間は、差し渡しが5~6メートルほどの、洞窟内にしては生活感が見受けられる空間だった。
人間用と思しきダブルベッドが一台。
机が一台と、椅子が一脚。
そして一抱えほどの大きさの、木箱が二つ、それぞれ机の脇と、ベッドの脇の隙間に置かれている。
そしてそれらの家具が、洞窟のごつごつとした床に絨毯が敷かれた上で、置かれていた。
なお広間の奥には、さらに奥へ続いている通路がある。
キミがこの広間をくまなく探索するなら、パラグラフ14へ。
この広間を無視して、部屋の奥の通路を進むなら、パラグラフ26へ。
今来た道を引き返して、分岐した通路を右手側に進むなら、パラグラフ12へ。




