目覚め
『んぅ〜、もう朝か。ねむい』
眠気を目をこすりながら我慢し体を起こす。
結局、あれから2時間近くリジュとレティといちゃいちゃしてたから必然的に寝不足となっていた。
『2人とも、今日はねむいだろうな』
俺は気持ちよさそうに眠る2人の頭を撫でる。
『んぅ、刃さん♫』
『ふにゃー、刃くん♫』
頭を撫でると2人とも気持ちよさそうにし、寝言を言った。
ありがとうな、2人とも。
しかし、どうしようかな、いつもなら朝練の時間なんだけど2人とも俺の服の裾をつかんだ離さないんだよなぁ。
無理やり外すと起きるかもしないよな?
しょうがない、今日は瞑想を重点的にするか。
・・・・
ガチャ
瞑想を1時間ぐらいしたところでドアが開く音が聞こえた。
『お姉ちゃん、おっはよう。起きて・・・・・!?』
『あっ!?』
『どうしたんですか?キュアちゃん?
って若様!?
どうして、レティさんの部屋にいるんですか?』
『キュア、ミルク・・・・あははは』
俺は苦笑いするしかなかった。
『刃、あんたまさかお姉ちゃんと・・・』
顔を真っ赤にしながら指をわなわなと揺らしながら突きつけてくるキュア。
『んぅ〜、刃くんおはよ〜』
そういうとリジュはまだねむいのか目をつぶりながらキスをしてきた。
ちゅっ♫
『リジュ!?あんたまでいたの!?』
『あ〜、リジュさんずるいです。
私も。
刃さんおはよ〜ごじゃいますぅ。』
ちゅ♫
リジュとキスした時に目が覚めたみたいだけど半分寝ぼけてたみたいでレティはリジュと入れ替わりでキスをしてきた。
『お、お姉ちゃんがこんなに大胆にするなんて!?』
『リジュさんたち羨ましいです。
若様次は僕ともして下さい。』
ミルクお前まで便乗しようとするな。
『お、おい、2人ともちゃんと目を覚ませ。
キュアたちが見てるぞ。』
『んにゃ?』
『ほにゃ?』
うん、2人とも可愛いぞ。
『『きゃあ〜きゃあきゃあ』』
2人とも目が覚めたみたいで言葉にならない声で真っ赤にして、
布団に潜り込んだ。
『はぁ、とりあえず朝ごはんの準備はあたしとミルクで用意しとくから30分後くらいに来てね。行こうミルク』
『あっ待てください、キュアさん〜』
そういうと、キュアたちは部屋から出て行った。
キュア的に気を利かしてくれたんだろうな。ありがとう
さて、こっちをどうにかしないとな。
『お〜い、2人とも出てこーい。
キュアたちは部屋からでたから』
出たことを伝えると2人とも顔を真っ赤にして、布団から顔を出す。
『う〜まさか、妹にキスしてるところを見られるとは思ってませんでした』
『私もだよ、2人に見られてるとは思わなかったんだもん』
『まぁ2人とも寝ぼけてたしな。しょうがないだろ?』
2人が落ち着いてからキッチンに向かった。
俺たち以外は全員揃っていた。
じっちゃんやばっちゃんまでいる。
『おう、遅いぞお前たち、いくら昨晩がお楽しみだと言っても遅れちゃダメ・・・・・ぐはっ』
じっちゃんがしょうもないチャチャを入れようとするとばっちゃんのきつめのボディーブローが入った。
『あなた、デリカシーなさすぎよ』
『だって、事実じゃ・・・・ぐはっ』
『しつこいわよ、あなた』
2度目のボディーブローはさすがにきつかったみたいで悶絶してる
アホだな。
『ごめんなさいね、リジュちゃん、レティちゃん。
でも、あなたたちが刃と仲良くしてくれてるのは嬉しいわぁ』
そう言われるとまた2人とも真っ赤にして頷いていた。
『わたしも、レティにベットをプレゼントしたかいがあったというもんだね』
バルトハート先生までいるし。
『バルトハート、あなたまで入らないこと言わなくていいのよ!』
レティが真っ赤な顔で抗議する。
『でも、そのおかげで刃君と寝れたんだからお礼を言ってほしいぐらいだよ』
涼しげにバルトハート先生は言う
『そ、それはありがとうだけど・・・』
レティは小声でお礼を言った
『まぁ、婚約者なんだしこれからもレティと同じ部屋でも寝てもいいよ刃君。
なんせ私は恋愛には寛大だからねぇ。
ああ、リジュちゃんも刃君と一緒でいいよ。
レティの部屋なら三人ぐらい余裕だしね』
『マジかよ』
俺はバルトハート先生の言葉にびっくりする。
『本当ですか?やったー』
リジュは喜んでるし。
『刃さんは嫌ですか?』
今にも泣きそうな顔でレティは聞いてくる。
『そ、そんなことないぞ毎日一緒に寝たいぐらいだぞ』
『刃さん♫』
『刃君、わたしも一緒にね』
『おっと、そろそろ朝ごはん食べて学校に行かないと遅れるぞ君たち』
そういうと、俺たちは朝飯を食べて学校に向かった。
今日も1日がんばるぞー。




