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異世界で勇者始めました  作者: 猫まる
第2章 伝説の始まり
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クルトンVS刃

俺達(クラスメイト達も)は先生の案内で闘技場にきた。


「いいですか?ここの闘技場は特殊な結界で守られてます、ダメージは精神力に全てきますので死にはしませんが、気絶はします 決闘のルールは何でもありで気絶するか参ったを宣言したほうが負けですいいですね?」


先生が、闘技場の説明と決闘のルールをおしえてくれた。


「おれはいつでもいいぜ」

クルトンは偉そうに言った


「俺もいいですよ」

俺はレヴァンティンを抜きながら答えた。


「さぁ、始めるぞ転校生」

クルトンは短い杖を構える、指揮者がふるうようなタクトに似た短い杖だ。


「刃君気をつけてね」

リジュが心配そうに言ってくる。

「大丈夫、気をつけるよ」

リジュに、笑顔で答えると後ろから大きな声が聞こえた。


あの、声は・・・・・・じっちゃんだな


「刃! 登校初日におもしれぇことしてんじゃないか」

やっぱり、じっちゃんだった。

「なんかよう? 今から決闘でいそがしいんだけど?」

俺はじっちゃんを見ると、指を2本立ててきた。あれは∨サインか?いや違うな悪乗りするときの顔だしなぁ。


「ついでだから、修行だ。そこのヤツとの決闘は2分以内な、ちなみに最初の一分は攻撃は無しな」

「2分かよ、それも一分攻撃なしとかキツイだろ」

俺は呆れてじっちゃんに言った。


 「ふざけんな!俺をナメんな!上等だ一分以内に俺がお前をぶちのめす」

 話を聞いてた、クルトンが激昂していた、切れやすいやつだなこいつは。


 「はいはい、さっさと始めようか あとじっちゃん、さっきの修行内容はやるから」

 俺はクルトンに向かい、流転の構えを取る。

 さすがに、紫電の構えだと攻撃しちゃいそうだからなぁそれにどんな攻撃でも対応できるようにしなくちゃいけないしね


 「それでは、決闘始め!」

 先生が、俺とクルトンを確認し、決闘の合図を送る。

 

 クルトンは詠唱を開始した。

 「我が意にしたがい契約のもと、凍てつく深淵に眠る者よ我が敵に夢幻の世界をつれていけ!現れいでよ・・・・サキュバス」

 「我が意にしたがい契約のもと、地獄の牢獄を守りし番人よ我が敵を噛み殺せ!現れいでよ・・・・ケルベロス」

 「我が意にしたがい契約のもと、巨人なる血族の末裔よ我が敵を叩きつけろ!現れいでよ・・・・ゴーレム」

 クルトンの詠唱が終わると、3体の魔物が出てきた。

 

 すげー、召喚術かぁ。

 俺は、内心感心しながら3体のモンスターを見やると、すでにケルベロスが襲い始めてきた。

 

 「おっと、結構早いな」

 俺は、ケルベロスの振られた爪を左の剣でハジキ一旦バックステップで距離を取る。


 「ち、仕留め切れないか お前ら、全員でかかれ!」

 クルトンが、杖を振るい指示をだす、どうやら召喚後は杖をとおして指示をするみたいだな。

 

サキュバスが闇魔法を5発放ってきた、それに合わせてゴーレムも突進し、ケルベロスも口から炎を噴き出してくる。


 意外と、闇魔法は速度も早く威力もすごそうだ。

 

 俺は両剣を使い闇魔法はあっちこっちに弾き、ケルベロスの炎はジャンプして避けるがそこにゴーレムが突進してくるので、両剣で衝撃を防ぎ後方に飛ぶ。


 「くははははは、吹っ飛んで死んだか?激しく弱いな」

 クルトンが爆笑している。

 

 やれやれ、こっちがわざと後方に飛んだこともわからないなんてクルトンこそ弱いな。


 「なに、馬鹿笑いしてんだ?ここでは死なないって先生がいってたろ お前、馬鹿だろ?」


 俺は、何事もなかったようにぴょんと立ち上がった。


 「じっちゃん、時間はどれくらいたった?」

 俺は、じっちゃんに聞いた。


 「3・2・1 おし、時間だ。」

 カウントしてくれてたみたいだ。

 

 「クルトン!時間ないから一気にいくぜ!」

 俺は紫電の構えに変え、3体のモンスターに向かって走りだす。

 

 『うりゃりゃりゃりゃ!おりゃ!こんのーーーー!』

 まずは、サキュバスを5連突き《時雨》をはなち吹き飛ばし、ケルベロスには輝力による剣閃《閃花》を放ち倒し、ゴーレムには輝力を込めた渾身の飛び蹴り《星弓脚》でぶっとばした。

 ちなみにぶっ飛んだゴーレムはクルトンの顔をかすめ、びっくりしてた。


 『な、な、なんなんだ?!おまえは!俺のモンスター達を一瞬で倒すなんて』

 クルトンは俺から距離をとり、俺を警戒している。そして詠唱し、火球を10発放ってきた。


 『ただの、勇者と魔王の孫さ』

 俺はレヴァンティンを鞘に戻し、火球を交わしながら再度、クルトンに向けて走りだした。


 『うおーーーーー!!草薙流抜刀術《紫電一閃》 』

 さらに速度をあげ、《紫電一閃》でクルトンを切りつけた。

 

『ぐはぁーーーーーー』

今度はクルトンが吹っ飛び気絶した。


『勝者!草薙刃!』

先生が俺の勝利を宣言した


『じっちゃん、時間は?』

『ちょうど、2分だな まぁよくやったな刃』

俺はじっちゃんに聞いた、じっちゃんはにゃっと笑い修行成功を言われた。

 

 『それにしても、なんで、お前たちは決闘なんてしたんだ?』

 じっちゃんは決闘の理由をしらなかったみたいだ。というか知っとけよ修行内容きめるならさ。

 

 『かくかくしかじかでして』

 そこに先生が決闘の理由を説明してくれた。


 『そうか、よくでかした刃!』

 じっちゃんは親指を立てグッドなポーズをした。


 『当たり前だ、リジュは俺の嫁さんになる人だ 誰も手出しなんてさせないさ、リジュや家族を守るのが俺の仁義だ』

 俺は、リジュやミルクたちを見た。


 『刃君♪』

 『若様♪』

 リジュとミルクは顔を赤くして、よろこんでいた。


 こうして、登校初日の決闘は幕をとじた・・・



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