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異世界で勇者始めました  作者: 猫まる
第2章 伝説の始まり
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食事会


 「シルフィー様・レオン様、皆様方お食事のご用意がととのいました」


 執事のエドさんが準備ができたらしく、言ってくれた。


俺の前には、色とりどりな見たことない料理がいっぱい、並べられてる。

 クリスマスとかで、みたことあるような鳥の丸焼きが置かれてる。サイズは俺が知ってる鳥の5倍ぐらいでかいけど、なんの鳥だろ?異世界の鳥はでかいのか?

あとは、サラダや焼きたてのパンや魚とかいろいろあるなぁ。いい匂いがして、やばいヨダレがたれそうだ。じゅるっ。


横のばっちゃんが、小突いてきた。

「刃、みっともないわよ」


やばい、やばい。ばっちゃんはマナーにはうるさいのだ。


「あ、あははは、ごめんごめんばっちゃん。

見たことない料理ばかりでテンションあがっちゃって。」


「ふふふ、刃君も我慢できないみたいだし食べましょうか」


シルフィーからのお許しがでた。

さぁ、食べるぞぉ。

「では、いただきまーす!!」

元気よく大きな声をだして、手を合して食事の挨拶をした。

じっちゃんや、ばっちゃん以外は何事!?

って感じでみんなの視線が集まった。

「ん?皆どうしたの?」

首をかしげながら皆にきいた。

 「刃殿、いまのいただきますとはなんなのだ?」


レオンが聞いてきた。


「ん?食事するときにする挨拶だよ。食べるときはいただきます。食べ終わったらごちそうさまって。あっ日本じゃないから意味がわからなかったんだね」


 俺はマナーが間違ったと思ってばっちゃんを見た。たしかに異世界ならそこのマナーがあるだろうし、ばっちゃんたちに聞くべきだった


 「かまわないわよ、刃。この世界だろうといただきますとご馳走様はちゃんと言いなさい。」

 ばっちゃんは笑顔で答えてくれた。

「レオンちゃん、いただきますとご馳走様はの挨拶は私達がいた世界での食事するときのものよ。そこにおいてる鳥や魚や野菜も生きていたものを自分たちが食べるのだから食材やそれを育てた農家の人たちに感謝をするという意味よ、」


「なんと!?それは素晴らしいですね。刃殿たちがいた世界はマナーがいきとどいてたのですな。これからはこちらでも流行らせてみるか。では、私もみならうか、いただきます」

レオンたちは、心底関心し、同じようにいただきますをしてくれた。

「「いただきます」」

今度は、レオン以外の皆も真似した

なんか、うれしかった。

その後、みんな思い思いに食事が始まった・


「お、これうまーい。これもうまーい♪はぁー幸せ」

食べる料理食べる料理どれもうまかった。

最初にみたあのデカイ鳥がめちゃくちゃうまかった。

エドが料理の説明をしてくれた。


「刃様、そちらはここオルスート領に生息する、ほうぼう鳥といいまして、腰ぐらいまでの高さの鳥でございます。肉はでかくても味は繊細。お祝いごとに出す料理でございます。食べ方はなんといっても丸焼きが一番ですね」


 ほうぼう鳥かぁ、覚えとこ。

モキュモキュ食べながら心ゆくまで食事をたんのうしていた。


「刃さま、食事はお口にあいますか?」


そこに、リジュやミルクが、飲み物を注ぎに寄ってくれた。

「うん、すごくうまいよ」

モキュモキュ食べながら、返事した。

「はぅ、かわいい」

ほにゃ~と顔がゆるむリジュとミルク


「ん?どうかした?」

「い、いいえなんでもないです。」

よく聞こえなかったけど、なんでもないならいいや。


じっちゃんの方を見ると楽しそうに酒らしきものを飲んでた。


「お、この酒うめぇな。この地域のものか?

くまさんこと、ガリウスと一緒に飲んでたみたいだ。どうりで静かなわけだ。じっちゃん、酒があると静かでいいんだよなぁ。


「マオ様、このワインはオルスート領でできたものですぞ、今年は良いものがつくれたので持参させてもらいました。マオ様は無類の酒好きとして伝えられてましたからなぁ(笑)」

くまさん持参のお酒だったのかぁ。

いい人だ、ちがったいいくまさんだ。


「あらあら、ガリウスさん主人のため、用意してくれてありがとうございます。」


 ばっちゃんが、くまさんにお礼をいってた。


「いえいえ、よろこんでいただけてこのガリウス、至極のよろこびですぞ。ガハハハ」


「じーんくん、ちゃんと食べてるー?」

「シルフィー、酔い過ぎだぞ」

「そうですよ、シルフィー姉、飲み過ぎです。」

どううやら酔ってるようだ。顔を赤くしながら、シルフィーが寄ってきてレオンやガイが支えてる。

「たべてるよ、シルフィー。そんなに酔って第条なの?」


へらへら、笑いながらピースしてる。

「ガイ、シルフィーは大丈夫なの?」


苦笑いしながらガイに聞く。


「ああ、お酒が入るといつもこんな感じだから大丈夫だ。 それより、食事は気に入ったか?」

ガイが、シルフィーを支えながら聞いてきた


「うん、めちゃくちゃ気に入った」

異世界の食事は口にあうのか不安だったけどどれもおいしくてよかった。


こうして、みんな楽しく食べて飲んで、食事会はおわるのだった。

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