龍神様の誕生日
4/29日、それは竜牙の誕生日。皆張り切って準備をしている。
イタク「そうか、竜牙も産まれて10年経ったんだな…」
竜牙の父親に当たる妖、カマイタチのイタクは竜牙へのプレゼントを選びながらしみじみと呟いた
イタク「あいつを産むのにゃ苦労したなぁ」
闇「……産んだの俺だけど…」
隣に居た闇は自分の苦労も知らないで、と言うような怪訝な顔で発言を正した。
闇が竜牙を産めたのも実は柊の時登りのお陰だが、それ以前闇の前世が女だったお陰で無事産む事が出来たのだ。
闇「…しかし、本当にあれから10年とは…いやはや時の流れとは速いものだ……」
イタク「おっさんぽいぞお前」
闇「当たり前だイタクより700、800年上だぞ俺は」
そう、イタクが524歳に対し闇は1316歳。年の差は半端じゃない。
話が逸れたためプレゼント選びに気を戻す。
闇「……思えば、竜牙の喜ぶモノって何だ」
イタク「確かに」
闇&イタク「」
まあそれはそれで仕方の無い事。子供の好みなんて知らないし、興味も無いため知ろうとしない。第一これから神になると言う竜牙が人の子の玩具に興味を示すだろうか。
玩具店にて商品とにらめっこしていた二人は、ここじゃあない。他へ行こう。と目で会話をして店を出た。
(いや別にテレパシーで会話出来るとかじゃなくて以心伝心的な感じで多分二人はあんま人前では喋んないだろうなとk((((((
一方焔にまたもやシチューの具にされそうだった柊は何とか厨房から抜け出し、士道とすれ違っていた。
柊「お、猿神じゃねえか」
士道「おう柊!何だまた焔か?w」
柊「ご明察」
自分の役割を終わらせた士道はぐったりと笑いかける柊に呆れていた。もちろん柊も終わってはいるが暇になってつまみ食いをしにきたのが運のツキだったらしい
士道「やっぱりなーだと思ったwww」
柊「いや…買い物行ってるって聞いたから…料理の匂いであんまし確かめられなかったしよぉ…」
士道「犬神も犬神使いもバカップルってか」
柊「おい待てゴルァ」
冗談と知っていても柊は怪訝に思い、士道の長い金髪を思い切り引っ張る。大きなリアクションで痛い痛い悪かったと叫ぶ士道もまたわざとらしくて癪に触ってしまう。
柊「ムカつくナァこの阿保猿ガ、少しハオブラートに包メヨ」
士道「悪かったって、んな真面目に怒るなよ」
柊「うるセェよお前が悪いンダロ」
士道「その通りだけどよーお前案外怒りっぽいよなぁー。おこりんぼさんww」
柊「<○><○>」
士道「スンマセン」
そんな話があったり無かったり((
そんな話の原因となる焔はフェイスと共にケーキを作っていたり…
焔「惜しかったですねえもう少しで柊のシチューが出来たのに…竜牙様はシチューも人肉も妖の肉も好物で御座いましたので喜んで頂けると思ったのですが……」
フェイス「……ハハ、そーですネ…」
焔「でしょう?フェイス様も解ってらっしゃる。折角のお誕生日は好物づくしにしなくては……」
フェイス「(この人怖い)」
焔「嫌ですねえ怖くなんかありませんよ」
フェイス「はっはいっ…(読心術!?)」
そんなこんなでケーキ完成(どんなだ
さあ残るはプレゼントのみ!どうするイタチ×ワンコバカップル!!((((
イタク「笛と前欲しがってた書物にしました」
闇「……全部俺の提案だけど」
俺「えっ」
まあそろそろ竜牙の来る時間…
竜牙「ただいまー!」
パン!!パンパン!!!!!
竜牙「!!!?」
全「誕生日おめでとう!!」
竜牙「銃声じゃであえであええええええ!!!!!!死ね人間んんんんんん!!」
柊「違う違う違う!!!誕生日!!クラッカー!!!!」
焔「竜牙様おやめ下さいおやめ下さいおやめけぬだいおやらなほ」
闇「……落ち着けお前ら…」
イタク「(苦笑)」
……竜牙誕生日おめでとうw
あと焔もね(
焔「私悲しくないですか」
END