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現代忍者忍法帖~入学まで~  作者: ドラゴンナイト
────体験入学────
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体験入学~忍の力~出会い~壱~

読みやすく改行を行いました。

日も暮れてすっかり暗くなっていた。街灯などがないと周りは真っ暗なのだが、流石に忍びの学校らしく街灯など全くなく辺りは田畑と野山周りは不気味なくらい静まり返った闇夜であった。


学園の敷地内だけ決して眩しい訳では無いが周りが暗い分明るく感じた。4人は、待ち合わせ場所で待っていると


「お待たせ致した、昴殿とご学友の皆様でお間違いなかろうか」


4人は、いきなり後方から声がしたのに驚き臨戦態勢に入った。


「お待ち下さい。私は半蔵様の使いでお伺いいたした」


4人が構えを解くと、足音が近づいてくるのが分かった。暫くは姿が確認できなかったが、足音が停まるとようやく使者の姿を確認することが出来た。半蔵そっくりの姿を確認した。


半蔵より若々しく感じる身体付き、顔のしわも少く、髪の毛は後ろで縛ってあり鼻も口より短かかった。


「拙者、官兵衛と申します」


官兵衛は、片膝を付き頭を下げて挨拶を交わした。昴たちも顔を上げてもらいそれぞれ名前を告げた。


「では参ろう。里は普通の者には、入れないようになっておるので拙者の後ろから離れないようにお願い致します」


官兵衛は、4人に一列になり着いてくるように指示をすると真っ暗な夜道を迷うことなく歩き始めた。数分歩くと遠くから門らしきものが見え入口には篝火がニ本たっていた。


ここの階段は、108段本来なら煩悩を断ち切りながら登らねばならないのだが


「今回は状態なので、私が半蔵様の元にお連れ致しましょう」


全員の手が繋いだのを確認すると、転移の術で移動した。一瞬で道場のような大きな建物の前に着いた。正面の入口の前には、石造りの階段が延びている。左右には篝火が炊かれている。


案内されるがまま階段をのぼり官兵衛が扉を開けると、その先には半蔵が正座で待ち構えていた。


「よくきたの。我が修行道場に」


道場は、外見よりも広く天井も高く奥には、大きな仏像が祀られていた。半蔵の前には4枚の座布団が置かれていた。


4人は座布団の上に座った左右には、若い烏天狗が数人座っていた。その列の中に官兵衛も入った。


「では、忍の力の説明を行う」


まず忍の力には、属性が存在するらしい「地」「水」「火」「風」の四属性が基本なのだが「闇」「光」の二つの属性が存在する。


オーラの色は、それぞれの属性の色になる。オーラの色の強さと大きさが忍の力の強さを表している。


術を使う際には、忍の力が必要になる。属性に関係なく基本的な術は、どの属性でも使えるが使う場所、天候、状況や気温での相性も関係性がある。


「忍のコントロールや強さには、精神統一を行っていくのが一番有効だ。もちろんそれぞれの個人の力にも影響はある」


精神統一をすると言われ4人は、大きな正方形を作るように座禅をくんだ。半蔵は、四角形の中心に官兵衛を呼ぶと官兵衛をたった状態にした。まずは九字を切る。


「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前」の手印で結んでいく。


まずは、九字の手印の組み方を学ぶ。その後は練習をした後、5人同時に九字を唱えながら手引を結んだ結び終わると合掌の状態で目を瞑り静かに時間を過ごす。

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