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現代忍者忍法帖~入学まで~  作者: ドラゴンナイト
────体験入学────
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体験入学~新たな出会い~

いよいよ体験入学始まります。昴にとって、人生を大きく変える行事になります。新しい登場人物。いろいろな表現の仕方など、お見苦しいとこがあれば申し訳ないですm(_ _)m

大勢の体験入学希望者が体育館みたいな所に集められた。


男子生徒だけでも200人程の生徒がいるのだが、中学生男子200人いるとは思えない程静かだった。


特に話すことを禁止されてる訳では無いみたいで、知人がいるもの同士は、大きな声ではないが話をしている。


昴はどうもこの雰囲気が嫌で、既に帰ろうかとも考えたが、今の時間から帰るのはさすがにためらっていた。


「おや君はあまり緊張していないみたいだね」


隣にいたシルバーのロングヘアイケ面が話しかけてきた。


なぁーんとなくクラスメイトの誰かを思い出したが、同じイケ面でもキャラは違うようだ。


「えっ、何で緊張するんだよ。だだの体験入学だろ」


イケ面青年は、びっくりした様な表情をしたが笑みを浮かべていた。


「あはは君面白いね。知り合えて良かったよ。僕は不知火 柊真って言うんだ宜しくね。君はの名前は」


「おっ、俺は皇 昴だ。宜しくな」


「皇一族か、どうりて動じないわけだ」


と小声で呟いた。


「それより何で緊張してるんだよ」


柊真は、昴の耳近くに内緒話するかのように話しかけた。


「実はこの中で入学できるのは150人位らしいよ。男女含めての人数だからかなり厳しい。恐らく推定二人に一人くらいの合格率だと思うよ。しかも今回の結果はクラス選別の材料にもなるみたいだから緊張してるんじゃないかな」


「まぁ、いわば入試と同じようなもんだ」


話し掛けてきたのは、少しぽっちゃりした体格の生徒だった。


「あぁ、ごめんねぇ。盗み聞きするつもりはなかったんだけど、僕耳が異常に良くて聞こえちゃったんだよ。僕は、橘 左近って言うんだ。宜しくね」


お互いに挨拶を交わし、食事の時間まで少し雑談をした。3人で食堂に向かい、おぼんを持って、盛り付けてある食事を載せていく。


座席も特に決まってなく、好きな席で食事が取れ男女一緒にとるようだ。


美穂とも少しだけ話をした。どうやら新しくで

きた友達とご飯を食べるようだ。


入浴も終わり明日の起床時間、掃除の班等の説明があり明日の朝食の後に、今後の日程の説明があるとの説明を受けた。


体育館のような部屋に戻ると、布団がビッシリと敷いてあり、それぞれ思うところもあるだろうが多くの者は静かに眠りについた。


朝5時になると起床を知らせる鐘が鳴り響く。皆眠い眼をこすりながら先輩の支持で布団をだたんで片付ける。


その後は、昨日指定された場所で清掃作業を行う。掃き掃除、ふき掃除など、だだでさえ広い敷地の清掃は、1時間ほど設けられ、その後は朝食を取り少しの休憩の後、寝泊まりしてる場所より更に広い場所に案内され、体験入学のスケジュールが説明された。


教壇にいる教師と思われる男性が指揮を執る。


注意事項などが伝えられ日程については、毎日朝のこの時間で班わけやスケジュールが発表されるらしい


「今日は、体力測定をしてもらう午前と午後の部に分けて実施するのでそのつもりでテキパキと行動をとるように。」


特に班わけなどは無く昨夜知り合った3人でそれぞれ空いてるところに行き用紙の穴を埋めていく。


「昴くんすごいじゃないか。どれも凄い成績だね」


柊真が用紙を覗き込むように見る


「いいなぁ昴くん、僕運動は、全然だめなんだよな」


と話しながらどんどん進めていく。午前の部が終わり昼食後、午後の部の体力測定が始まる。


午後は事前にに発表されたいくつかのグループに別れて実施されるみたいだ。だが午前とは違う場所で、村のあちこちで開催される。


「じゃあ、午後の部を始めるぞ、この大木は、高さ30メートルある。ここでは、木のてっぺんにある旗を取ってきてもらう」


体験入学生たちは、ざわざわとしていた。


「いいかー忍びの術を使っても構わないが、道具の使用は禁止とする。自分の一番得意な方法で取ってきて欲しい。往復の速さを測る」


昴は大木のてっぺんを眺め、木登りは昔から得意だと思い。それにしても大きいな木だと思っていた。皆、気に触ったり周りを観察とかしている。


「じゃー始めるぞ。1番から順番に始めるぞ。笛を吹いたらスタートだ」


1人目の男子の体験入学者が木の下に立つ昴は、心の中でこりゃ1時間かかるかなぁと思い。近くの木に背もたれで観察した。


ぴっと笛が鳴りスタートした。最初の生徒は、木に対して直角に走るように登っていきあっという間に旗をとると、そのままジャンプして着地した。


「一番、7秒5。よーし、じゃあどんどん行くぞ、じゃあ次2番」


ぴっと笛がなると、次の体験入学生は、身軽な身のこなして枝を使ってまるでムササビのように一瞬でてっぺんに到着すると。1番目の体験入学生と同じように飛び降りた。


昴は、目の前で起きている現実に対して唖然とする他なかった。中にはジャンプして旗をとる者もいた。


全ての体験入学生が7秒台、中には5秒台の者もいた。そんな中、昴の順がやってきた。憂鬱の一言でしかない。


柊真と左近は無事に終え昴に


「頑張れ」


と声をかける。

とーとー本格的に忍者らしい展開になってきました。昴の知らない世界、圧倒的に不利な状態。この状況からの打開策は、あるのでしょうか?

体験入学編2に続いていきます。

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