気持ちいい事って卑猥なことじゃないからね!!勘違いしないでよね!!
サキュバスがあらわれた。どうしますか?
たたかう どうぐ
まほう にげる◀
ユートはにげだした。しかしまわりこまれた。
気持ちいい事って、やっぱりエロいことなのかな?
そんなことしたらメル様がキレて世界を破壊しかねないんじゃないか?
なんとしてでも阻止しなければ!!
「えーと、お断りしてもいいですか・・・?」
リリムは少し驚く表情を見せるが直ぐに笑顔に戻るとこちらを興味深そうに見ている。
自分また何か変なことしちゃった?メル様みたいな反応してるんだけど。
今回は特に何もしてないはず。多分。してないよね?
「へぇ~。君、断れるんだぁ。」
何を言ってるんだこの痴女さんは?普通、いきなり出てきた初対面の
相手に私と気持ちいい事しないなんて言われても怪しくて断るに決まってる。
「へ?いきなりそんなこと言われても普通は断ると思うけど・・・?」
「私たちサキュバスには魅了ってスキルがあるんだけど。
君には効いてないみたいだね。もしかしてホモ?それともロリコン?」
ホモでもロリコンでもない。ロリは好きだが、ロリだけ好きという訳じゃない!!
男の娘はいけるがホモではない。男の娘の性別は男の娘だからホモにはならん。
あくまでも持論ですがね。自分は守備範囲広い方なので
この痴女さんが好みじゃない訳ではない。むしろ好きな部類だ!!
そんなことは言わんがね。あくまでもクールに対応するんだ。
「ホモでもロリコンでもないです。むしろ好みのタイプです。」
「好みなら別に良いじゃない?大丈夫、君が想像してるような
変なことじゃないよ♪」
あの言い回しだと確実にエロいことにしか聞こえないんだが・・・。
むしろエロくない気持ちいい事ってなんだ?マッサージか?
「じゃあ、どんな事するの?」
「私が君に抱き着いて、私が満足するまで精力を吸うだけだよ。
ちなみに精力は、君の下半身から吸う訳じゃないから安心して。」
リリムが自分に抱き着く・・・。メル様には劣るがたゆんたゆんのブツを
自分に押し付けるだと・・・!?なるほど理解した。
これはエッチなことではない。パフパフという名のマッサージだな。
ぜひお願いしよう。すぐやろう。正面か?背後からか?どちらでも構わんぞ?
「よし、すぐやろう。」
「わぉ!!すごい変わり身だね。欲望に素直な男は嫌いじゃないよ。」
これくらいならメル様もキレないだろう。むしろ次に神界に行く時はメル様に
土下座でお願いしよう。それで無理なら足も舐めよう。
それより今は目先のおpp・・・山脈に集中だ。
胡坐で地面に座る。
「それではよろしくお願いします。」
「おけおけ~。」
そんな緩い返事をしながら、太ももの辺りに腰を下ろすと首に手を回して来る。
おぉ!!山脈だけではなく大きな桃まで押し付けてくれるとはありがとうございます。
覗きイベの代わりにこんな素敵イベントを用意しているとは・・・。
やるなファンタジー!!今朝の事許しちゃう♪
「どおどお。気持ちい?」
こちらを見上げながら笑顔で聞いてくるリリム。
天使だ。見た目悪魔っぽいけど。天使にしか見えない。
「最高の感触です。」
自分の胸の辺りと太ももに広がる素敵な感触を堪能しながら答える。
少し体が気怠い感じがするが、この感触が癒してくれるので問題なし。
「そっかそっか。こういうことはお互い気持ちよくないとね。
ところで、君はなんでこんなとこに来たの?」
そのままの体勢で質問をしてくるリリム。
このまま会話をする感じなのね。自分はこのままでも
構わないけどね。
「ギルドの依頼で魔物退治。今は終わって帰るところじゃよ。」
「何を倒しに来たの?」
「巨大スライム。ちょーデカイの!!3~4メートルはあるかも。」
しばらく考えるような顔をすると、何か思い出したようだ。
「あのキモいスライムね。あれ、デカイだけで弱いよね。
なのに何人も装備を溶かされて、逃げる冒険者がいっぱいで笑っちゃった。」
やっぱり自分の他にもこの依頼を受けてた冒険者がいたんだ。
そしてそいつ等が逃げ帰ったせいで、依頼の難易度が上がったと。
でも、あいつを弱いって言えるくらいだからリリムは結構強いっぽい?
自分相手に回り込んでたし。
「リリムって結構強いの?」
「まあ、魔族だからね。それなりには強いよ。あくまでもそれなりだけどね。
でも、スライムなんて弱点が分かってれば一撃じゃん。」
リリムのあの言い方だと、スライムは全部あの核が弱点っぽい。
弱点さえ分かれば物理でも倒せそう。今度、似たようなのが出てきたら
試してみよう。実験用サンドバックスライム・・・なんてね。
「でも、君は倒せたみたいだね。結構やるじゃん♪」
「弱点さえ分かってれば楽に倒せるからね。」
戦うまで弱点なんて知らなかったけどね。
それでもそこまで時間を取られずに倒せたから
これくらいの見栄は許してちょ。
1時間程度リリムと話をして過ごした。
会話している間もずっと同じ体勢だったので地味にお尻が痛い。
「これだけ吸っても平然としてるなんて君凄いね。
普通の人なら5分程度で疲れてきちゃうのに。」
「体力には自信があるからね。それにこんな気持ちのいい事なら
どれだけしても疲れないから、いつでもウェルカム。」
適当なことで誤魔化しておく。言えるわけないじゃん。
吸われてるそばから回復してるから問題ないなんて。
リリムは少し考えるような表情をしていた。
「どしたの?」
「君って結構強くって、これだけ吸っても精力たっぷり。
しかも性格も悪くないなんてちょー優良物件じゃん?」
「あはは。どうだろうね。自分では分かんないかな。」
苦笑いしながら答える。その問いは自分では返答できん。
ここで同意したらただのナルシストだ。そんな感じのキャラ目指すのも良いが
すごく疲れそうだしその路線はやめておこう。
「よし、決めた。君についていくことにするよ。
君に付いていけば食事に困まることもないしね。」
「自分は別に良いけど町にはどう入るの?
角と翼と尻尾を隠せばただの痴女に見えるけど」
それさえなんとかできればただの痴女。やったね♪
どうあがいても門番に止められる未来が想像できる。
「それくらいなら隠せるよ?」
「あ。隠せるんすね。了解です。後できるなら服装も
もう少し露出を控えてくれると助かります。」
「おけおけ~。」
そう言うと、角と翼と尻尾を隠す。
その後、こっちの服を見ると似たような服に変化させた。
たわわなブツが若干強調されているがまあいい。
さっきの格好よりはよっぽどましだ。てか、何気なく凄いことしなかった!?
こういう物とかを変化させる魔法って珍しいとか
ジェリーが言ってような言ってないような?まあとにかく
リリムすげぇ。ジェリーが見たら驚くぞきっと。
「こんな感じで良い?」
「それなら問題ないと思う。じゃあ町に行こうか。」
「ちょい待ち。私まだ君の名前聞いてない。
だから教えて?」
あれまだ自己紹介してなかったの?あんなに長いこと
お喋りしてたのに?そんなまさかぁ~。
よーく思い出してみる。うん。してない。自己紹介してないね。
「名前はユート。よろしく。」
「よろよろ~。じゃあ、いこ!!」
相変わらず緩い返事で答えるリリム。
よくわからない展開で仲間が増えた!!
まあ、気にしても仕方ないからとっとと町にもどろう。
現在のステータス
真嶋勇人 Lv.35 ランクB
HP357/357 MP238/238
STR 175 INT 160
DFE 175 TEC 130
SPD 150 LUK 90
所持スキル
異世界語翻訳 Lv.1/1 身体能力向上 Lv.10/10
状態異常無効 Lv.10/10 家事 Lv.7/10
嘘つき Lv.5/10 魔法使いの素質 Lv.20/30
SM体質 Lv.10/10 九死に一生 Lv.10/10
女神の加護 Lv.1/1 変身魔法 Lv.1/1
五体満足 Lv.1/1 踏ん張りLv.10/10