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SPメイドとお姫様。



アリス=シェルバーニャ。

それは、シェルバーニャ家の長女の名前です。

この家は古くからの王族の家系で、剣術に長けた一族でもあることから、王の御子息の剣術指導を一任されていました。

そして、王より代々信頼され続けてきたこの一族は、相当な財産を持っているということで有名なのでした。

一部の平民では、"最も富の豊かな一族"とも噂されています。

そのお陰で、これまでアリス様は、この上無い程に豪勢な暮らしをしていました。

大変楽しい人生を送られていました。


しかし、彼女には一つ、嫌な事があります。

それはお見合いです。

お見合いと言っても相手の顔を見ることも、声を聞くことも有りません。

貴族間では珍しくもない、政略結婚です。

彼女にとって其れは、特に抵抗がある訳でなく、それが悪いモノだとも、別段お思いになさっていないようです。

せめて相手の顔だけは見ておきたいと仰っていたことはありますが。


さて、私の遣える家の自慢も満足致しましたので、そろそろ本題に参りましょう。


何故、これまでの自慢を一部、過去形にしていたのかと申しますと、今は、既にその状況に無いからに他有りません。

王族に遣える事も無ければ、剣術の指導も致しておられません。

何故なら先日、シェルバーニャ家が王族となったからです。


先日、アリス様の兄であるダグラシス一世様が、王の座を引き継がれました。

前の王女様が子宮がんになられまして、切除の後、国王が多妻を嫌われていた事もあり、王族の血が途絶えてしまったのです。

そこで、新たな王族として、最も信頼が厚く、裕福であるシェルバーニャ家が選ばれたという訳です。

当然、王族となることは常識的に、家にとっては限り無く幸福なことです。

しかし、王の妹という立場のアリス様にとっては、一つだけ心配な事があります。

それは人質です。

今、シェルバーニャ家が統一する国であるステルド王国は、魔王と対立しています。

その魔王という人が異常で、暇さえあれば王家の女性を拐っていくという奇行をするという噂です。

実際、これまでに王家の女性が何人も失踪しています。


そこで、私ことシェルバーニャ家メイド長にしてアリス様専属SPのアンジェ=ストエラが、命を懸けて守護する所存です。


しかし、アリス様が自ら申されたこともあり、私はアリス様の特訓の教官をすることになりました。

アリス様は魔法の才能に長けていらっしゃいます、その為、魔法中心のメニューをすることになっています。


あ、そろそろ特訓の時間ですね。

では私はアリス様をお迎えに上がり、特訓をいたします。

旅のお方はもう少しおくつろぎになって頂いて構いません。

その後、場内を探索してくだいませ。


では、失礼します。

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