朝の出来事
ある朝
?「やっとこの日がきた。。。」
<解説>
ここは機械の塔
そこの最上階に一体のロボットがいた。
この国ではロボットにも感情がある。
そして階級もある。
このロボットはその中で最も高いランクだ。
実は秘密がある。・・・・・・・・・らしい。。。
そこに、これから1人の男がやってくる。
彼は人間の上位にランクされている為、この塔で働けている。
しかし、この先どうなるか・・・
<戻る>
コンコン(ドアを叩く音)
ゼロ「失礼します。 先程、全員集め終わりました。」
?「あぁゼロくんか。 よくやってくれた。」
ゼロ「ありがとうございます!」
?「では、君の仕事は終わりだ、帰りなさい。」
ゼロ「えっ? 今、なんて?」
?「帰りなさいと言ったんだ。」
ゼロ「いえ! まだ集めただけではありませんか。」
?「・・・・・」
ゼロ「私になんでもおっしゃってください!! どんなことでもやり遂げてみせます!!」
?「・・・・・・」
ゼロ「お願いします。 私に。 仕事を!!!!!」
?「帰れと言うのが分からないのか? お前みたいな人間は簡単に消すことが出来るんだぞ?」
ゼロ「っ!!!」
?「今すぐ帰るなら、今日だけは許してやる。」
ゼロ「すみません。・・・・・では、最後に一つ質問してもいいですか?」
?「はぁ~。 なんだ?」
ゼロ「これからの仕事はどうなさるおつもりですか?」
?「それなら大丈夫だ。 優秀な人材を用意している。」
ゼロ「優秀な人材?」
?「おい! そこにいるんだろう? 出てきなさい。」
ガチャ(ドアが開く音)
「なんすか?」
?「やはりドアの前にいたんだな。 盗み聞きか?」
「そんなんじゃねーよ。 たまたまそこにいただけ。」
ゼロ「お前!! その言葉遣いはなんだ! すぐに謝れ!!!」
「はぁ?」
?「ゼロくん。 彼はいいんですよ。」
ゼロ「いや、しかし。」
?「ちょうどいい。 紹介しますよ。 彼はエースくんです。」
ゼロ「エースくん?」
?「私は彼のことを、この世の中で唯一信頼できる人間だと思っている。」
ゼロ「信頼。。。」
?「彼を信頼しているからこそ、敬語なんて使われたら気持ちが悪い。」
ゼロ「・・・」
?「まぁ、気にするな。 誰に対しても敬語を使わないのが彼の性格だ。」
エース「ってこと。」
?「エースくん。 彼が君が来る前まで働いてくれていた人間のゼロくんだ。」
エース「そう。 おつかれ。」
ゼロ「え?」
エース「ここ辞めても元気出して頑張ってよ。」
?「珍しいな。 エースくんが人を励ますなんて(笑)」
エース「だって、なんか可哀想かな~って」
?「とにかく。 あとのことはこのエースくんに任せるから。」
ゼロ「分かりました・・・・。」
エース「まだわかんない? ここにいられると邪魔だって遠まわしに言われてんの。」
ゼロ「はい。。 では、失礼します。」
エース「あいついいの? あのこと喋るかもよ?」
?「大丈夫だ。 少しでも喋ったりしたら、エースくんに殺してもらうだけだ。」
エース「また俺かよ!」
?「エースくんしか信頼できないからな(笑)」
エース「早く他に信頼できる奴探せよ(笑)」
ゼロくんがこの後どうなったか・・・
それは、皆さんの想像にお任せしましょう。。。