表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/41

新しい宿を作るぞ!!

いつも読んでくれてありがとう!

私はクモが糸を出すのを想像して悲鳴を上げた。


えっ! やっぱりあそこから出すよね!? いやだよ絶対。


うん。恥ずかしくてできない。

そもそもそんなことしたら、さらに人間からほど遠い存在になっていきそうで嫌だ。


私は代わりに手から出せないか挑戦してみる。


手に力を入れて、頭の中で糸を出すイメージをする。

すると、手からにゅるっと糸が出た。


はぁ。良かった。手からも出せるようだ。


私は出てきた糸を触ってみる。

以外とつるつるしていてシルクのような触り心地だった。

これなら水もはじくのではないだろうか。

(そういえば、ミズグモって水の中で暮らすんじゃなかったっけ。)


あっ。だから水エリアにいたわけか。なんか納得。


私は試しに近くの水辺に顔を突っ込んで中をのぞく。

すると、糸に包まれた小さな部屋のようなものがある。


それを見て、私は前世で好きだった生き物について語る子供用の番組を思い出す。


確かミズグモは水の中に糸を張り巡らせ、空気の泡を持って行きその中に棲むんだよね。


そこで私はいいことを思いついた。



「よし!! 家を作るぞ!」


私はまず、糸を布のように織っていく。

太い糸なのでこうして布のようにすれば空気が漏れることはなくなる。……はずだ。

まあ、とりあえずいろいろ試してみよう!


私は水中に糸の布を沈めていく。もちろん空気がちゃんと入るようにした。

前世にガーゼを使ってお風呂で遊んだ水くらげのイメージだ。


よし。完成!

私は試しに中に入ってみる。

意外と住み心地はいい。


結構広めの部屋になった。


私はそこに家具やらなんやらを入れていく。


椅子は切り株的なものを用意した。


ベッドはハンモックでいいか。糸で作ろう。


あとはダンジョンにあったきれいな花でも活けて……


いろいろこだわりすぎてすべて終えるころには朝日が昇るころだった。


ちなみにダンジョンでも一応地上の光は入ってくる。


このダンジョンは中心に大きな大穴が開いているのだ。


おそらく私はあの大穴から落とされたのだろうな。


まあおかげでこんな楽しい暮らしができているからよしとしよう。




さて、話しているうちについに家が出来上がりました!

イエーイ。


結構いい感じに仕上がった。

糸は半透明なので、外の景色が見えるし、光も入ってくる。


何よりなんと!湖の中が見通せるのだ!

これが結構雰囲気上がる。


なんかリゾート地にきている気分になってくる。


ちなみに私は、この湖の住人たちと随分仲良くなった。


あっ、住人と言っても魔物だけども。


サメとか人魚とも知り合いになった。


食事も彼らが用意してくれる。


私が両手を合わせてお願いしたら、彼らは魚を捕って来てくれるようになったのだ!

これがなかなかおいしい。人魚の女の子はすごく料理がうまく、おいしい魚料理を用意してくれる。

なんだか二人とも私を見るとプルプル震えているように見えるが、きっと気のせいだろう。


わざわざ部屋に案内されるなんてなんだかホテルみたいだ。

……こんなホテルあったら前世で有名になってそうだけど。



あっ!いいかもしれない。

よっし!!第二の宿を開店するぞ!

そのためには従業員も探さないとね。

今日の投稿はこれで終わりです。

星をつけてくださるとすごくうれしいです。

よろしくお願いします。(⌒∇⌒)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ