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エレメンターズ  作者: 至田真一
最恐の魔物
102/203

探索、ジョルクス

 召喚獣に乗ってジョルクスと荒井が目撃された場所に着くと、そのまま進んだと思われる北東の方へ移動する。

 少し進むと前方に大きな崖が立っていた。


「む~、ここから先は何処に向かったんじゃ?」

「崖があるから真っすぐ進めるわけ無いし……」


 左右どっちかに進んだと思うし、ここは二手に分かれて――。


「皆さん。あそこに洞窟が」


 スカイイーグルに乗っているクロエが崖の下を指差すと、その先には確かに洞窟の入り口があった。


「あんな所に洞窟なんてあったかのう?」

「ジョルクスを封印した後に出来たんじゃない?」


 この辺りには特に何も無いって言ってたし、そう考えるのが妥当かもな。


「一応調べて見るかのう」


 洞窟の前に移動し召喚獣から降り、召喚獣を戻した。

 入り口の前に立つと、ヒレアが何か感じ取り洞窟の入り口に手をかざす。


「……魔力の痕跡を感じるわ。この洞窟、魔法で隠されていたんだと思うわ」

「なぬ!? もしやここは、ジョルクスの隠れ家か? だからあの時この近くにいたのか」

「ジョルクスはここを目指していたのかも知れないな」

「そうだな。入ってみよう」


 俺達は洞窟の中に足を踏み入れる。

 中は何の変哲もないただの洞窟を進み一番奥まで来ると、なんだか開けた場所に出た。

 そこには色んな事が書かれた沢山の紙が置かれている机に大量の本棚が置いてあった。


「何だここ?」

「本がいっぱいあるだぁ」


 スチアが本の多さに圧巻されていると、美奈は本棚から一冊の本を取って表紙を見た後、もう一冊別の本を取り表紙を見ると、本棚を眺めて背表紙に書かれている本のタイトルを見る。


「これ、全部魔法関連の本だわ」

「マジかよ!? これ全部か!?」

「大魔導士と呼ばれていたジョルクスに大量の魔法の本。やっぱりここは……」

「うむ。奴の隠れ家と考えて間違いないようじゃ」

「入り口を魔法で隠して、誰にも見つからないようにここで魔法の研究でもしていたようね」


 ヒレアは机の上に大量の紙に目を通す。


「さしずめここは、奴の魔法研究所……と言ったところか」


 グレスさんが部屋を見渡しながら言うと、俺は机の上にある本を手に持つ。


「何かこの本、他の本と比べて少し綺麗な気がする。……魔方陣の本?」


 開いて見ると、中は魔方陣に関することが書かれていた。

 内容は難しくてサッパリ分かんない。


「何か魔方陣を造ろうとしていたのかも知れないわね。魔方陣は魔法の効果や持続力を上げるために必要だから」


 ヒレアが魔方陣について説明すると、スンスンと鼻を動かしていたビトが耳をピンッと立てた。


「このにおいは……ジョルクスだ。しかもまだ新しい」

「やはりここに来たのか。新しいということは、まだ近くにいるかも知れん」

「なら、早く探しに行こう」

「そうじゃな。何かしでかす前に見つけんと」


 俺達は洞窟を出るとリューラ、ウィド、ミスクは空から探し、ビトは嗅覚と聴覚を頼りに。俺達は歩いて探すことにした。


――――――――――――――――――――


 洞窟からかなり離れた所にある森の中で、遊大はジョルクスに指示されるがままに、地面に大きく木の枝で魔方陣を描いていた。


「我ながらに良い所を見つけた」


 ジョルクスが魔方陣を描かせている場所は、地面の中で魔力が流れる『地脈』が多く流れている場所だった。

 ここなら魔法が成功しやすいと唆し、ジョルクスは魔方陣を描かせていた。


「これで良いか?」

「良し。後は周りの五つの魔方陣だけだ」


 大きな魔方陣を描いた遊大は、外側の小さな五つの魔方陣を描き始めた。

 その様子を、離れた木の上から煙になっているミスクが見ていた。


「魔方陣? 一体何をする気? とにかく、今は皆を呼ばないと」


 ミスクは耳に着けている通話機を作動し皆に連絡した。

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