守りたいの
ばたんばたん
手足を大きく動かして
今日もまた、君は泣いた。
お腹が空いたのかな?
それとも他のこと?
君の心はまるで読めなくて。
時々イライラして、大きな声を出してしまうの。
すると君はびっくりしてね、
今度はさっきよりも、大きく泣くの。
それを見て、心がギュッとなる。
ごめんね、ごめんねと抱きかかえた君は。
私の肩をぎゅうっと握りしめた。
胸の中で、すやすやと眠る君。
泣き疲れた君の、頭をそっと撫でながら
君の横に寝ころんでみた。
小さなおててがもぞもぞと
私の温もりを探している。
そして、また。
ばたんばたん
手足を大きく動かした君は
私の顔を見つめると
にっこりと、笑った。