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守りたいの

作者: 高谷咲希

ばたんばたん

手足を大きく動かして

今日もまた、君は泣いた。


お腹が空いたのかな?

それとも他のこと?

君の心はまるで読めなくて。


時々イライラして、大きな声を出してしまうの。


すると君はびっくりしてね、

今度はさっきよりも、大きく泣くの。


それを見て、心がギュッとなる。


ごめんね、ごめんねと抱きかかえた君は。

私の肩をぎゅうっと握りしめた。


胸の中で、すやすやと眠る君。

泣き疲れた君の、頭をそっと撫でながら

君の横に寝ころんでみた。


小さなおててがもぞもぞと

私の温もりを探している。


そして、また。


ばたんばたん

手足を大きく動かした君は

私の顔を見つめると


にっこりと、笑った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 母性溢れて、温かい詩だなって感じました。
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