眠り姫
もう、どうする事も出来まい。
って感じで
切り口を変えてみました。
スライスから、ぶった切りへ。
なので
筋やホネなどが気になると思いますが
時間をかけて捌いていきます。
その小さな女の子は、生まれた時から、周りの者達の感情を体感す事が出来た。
この力のせいで彼女は、自分に向けられた好意を感じて笑顔を向け
対する悪意に関しては、大声をあげて泣き叫ぶ、という反応をしてしまう。
だが時には、好意を向ける人々の中に潜む
自分以外の者に対する深く、強い悪意に反応してぐずる時もあり。
これが原因で両親を困惑させていた。
ただ、この世に生を受けたばかりの彼女にとっては
仕方のない事で、本人以外にとっては、迷惑な子供だったのかもしれない。
そんな彼女も、生まれて半年もすれば
自分を取り巻く世界に慣れてきて、ある程度の感情をコントロールするようになり。
彼女が両親にとって、良い子だと思い始めたのもこの頃だったように思われる。
さらに半年、彼女は日々、両親や祖父母の愛情と内に潜む悪意を受けていた。
そんな彼女がある日、このままで良いのだろうか?
と何故か突然そう感じた。
その日から彼女は、自分の理想の世界を彷徨うようになる。
自分にとって、理想の世界。
この時は、ただの、幼子の夢の中でしかなかったが。
夢見る彼女にとって、理想の世界が築かれていた。
ぷにぷにのほっぺに穏やかな寝顔。
彼女の両親にとって、彼女こそが一番大切な宝物。
そんな宝物の彼女が、夢の中で作り上げた世界が
やがて現実を脅かす事になる。
では、また次回でお会いしましょう。




